晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

ひまわり 5/13

2022-05-13 | 文化に触れよう

2022.5.13(金) 
 久しぶりの映画を観る。ロシアのウクライナ侵攻と相まって、今各地で上映されていて是非多くの方に観ていただきたい作品だ。1970年の作品ということで、50年以上前の作品なんだが、ヘンリーマンシーニのテーマ曲が連日ラジオから流れていたのを憶えている。映画自体は観たことがなかったのだが、舞鶴のシネグルージャさんがやっておられるというので、休みの日に出かけた。
 戦争の悲惨さは死に別れることが最大だろうが、映画のストーリーとしては夫婦が引き裂かれるという悲惨さを描いている。本来美しくも明るいはずのひまわり畑がかくも悲しく映るのは、その畑がウクライナにあるということでひとしおである。わたしは丘の上に永遠に続く無数の墓標が印象に残った。あの墓標のひとつひとつに計り知れない悲しみがあるとしたら、戦争というのはなんと残虐で愚かしいことかと思わせるのである。ひと組の夫婦だけでもこんなに悲しいことがあるというのに、、、そして今現実にその地で悲劇が繰り返されているのだから、なんとも痛ましい事である。

一日も早く平和が訪れますように、祈るばかりである。

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どらほー睡眠法(12) 3/19

2022-03-19 | 健康

2022.3.19(土)曇り 褐色脂肪細胞は存在するか?

 褐色脂肪細胞とは体脂肪、内臓脂肪などのカロリーをため込む白色脂肪細胞と違って代謝を高め熱エネルギーを産生する細胞のことで、幼児期に多く分布し年齢と共に減少していく脂肪細胞である。昨今ではダイエット目的でネット上によく現れているが、一般的には余り知られていない組織である。わたしが初めて知ったのは2019年「サバイバルボディー」(スコット・カーニー著)を読んだとき、アイスマンことヴィム・ホフの話で知った。「ホフの能力の高さはミトコンドリアの豊富な褐色脂肪細胞(BAT)、つまり褐色脂肪細胞が密集している組織が原因ではないかと考えた。このほとんど知られていない組織は、燃料となる普通の白色脂肪細胞を代謝して体を急速に温める事が出来る。」ホフは北極の氷の下を50mも泳いだり、氷水に72分も浸かる実験をこなしたりしていた。

サバイバルボディーの左下、氷の海で泳いでいるのがホフ。
 褐色脂肪細胞は大部分が幼年期に消えるとされており、51歳のホフが20歳代の5倍もの熱エネルギーを生み出したのは褐色脂肪細が密集していたというのも信じられない話である。とんでもないトレーニングで超人的な身体を作り上げる「サバイバルボディー」を素直に信じるわけにはいかなかった。果たして成人に褐色脂肪細胞が存在することがあるのだろうか。ここ数年の疑問でもあった。
 本書「Body Temperature」ではっきりした。褐色脂肪細胞は幼児期、特に新生児の頸部、肩甲骨間、腋、心臓周辺、後腹膜に出現し、やがて減少していく。

Body Temperature」からの写真だが、新生児の褐色脂肪細胞分布を示している。筋肉が無く、ふるえ熱産生ができない新生児にとって重要な臓器のある位置に褐色脂肪細胞が存在していると考えられる。成人になっても肩甲骨間等には存在するようで、冷水シャワーなどすると最も冷たく感じる部分で、風門などのツボのところである。これはとても興味深いことだ。


 成人では消滅するとされていたが、近年成人でも鎖骨下や大動脈周辺に存在することが解ってきた。また白色細胞から発生するUPC1を発現するベージュ細胞も同様に存在すると言われている。(褐色脂肪細胞はミトコンドリアが豊富でUCP1という熱産生にかかわる特異的なたんぱく質を発現している)結局成人でも褐色脂肪細胞は減少しながらも存在し、新たに同様の機能のあるベージュ細胞も存在しているということだ。
 これは大変喜ばしいことである、ダイエットはともかく体温調節機能としての褐色脂肪細胞は健康に生きるために大変重要な意味をなすと考えられる。つづく
 

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どらほー睡眠法(11) 3/14

2022-03-14 | 健康

2022.3.14(月)曇り
 人間にとって適切な体温を保つことが必要なのは脳と重要な内臓が存在する身体の中心部で、そこのところの体温がコア温(深部体温)で37℃±0.3℃となる。コア温が下がったときは血管を収縮させて血行を悪くし、熱の放散を防ぎ、ふるえなどで熱産生を行う。極端な例は凍傷で、コア温を確保するために末梢の血行は止まり、遂には末梢部分が壊死してしまう。逆にコア温があがりすぎると、皮膚の血行はよくなり、発汗して放熱する。睡眠をとるときなどコア温を下げる必要があるので、手足が温かくなるのはこのためである。通常の場合皮膚温は32~33℃と言われている。
 わたしの平熱は腋下で36.5℃であり、額で34~35℃、手の平で32~35℃程度である。これで発熱時の37.5℃以上という体温が手指体温計で測れるのだろうか。感染症などで発熱し、腋下体温が37.5℃となったとき、手のひらの温度が37.5℃となるのだろうか?否である、発熱の際だけ手のひらの温度が腋下体温と同等になるとは考えられない。

これで感染症の発熱が検知できるか?
 病原体が侵入すると免疫細胞の活動を高めるため発熱する。ふるえなどの代謝量が増加して体温が上がり、皮膚血管は収縮し、末梢の温度は下がる。これは本書にあるとおりだが、つまり発熱すると逆に末梢の温度は低下する。感染症による発熱を手指体温計では発見できないということだ。これでは様々な施設で使われ始めている手指体温計は無意味なこととなる。こんなことが問題にならないのだろうか?新聞やテレビでは見聞きしたこともない。ネット上で検索してみると、手指体温計は出てくるが、機能や使い勝手の宣伝ばかりでわたしの指摘するような問題点は出てこない。

体温に関する科学的、医学的な記事が満載。
 37.5℃以上の熱がある人が温泉に来ることもないだろうからまあいいかと思うけれど、本書を読んで深部体温や皮膚温度についてよく解ったから出てきた疑問である。
 そうこうしているうちにわたしの利用する温泉では、手指タイプが故障して額で計るタイプに戻り、「体温正常」とコールされるようになった。
【今日の”のびちゃん”】NO. 63
3月8日(火)五老ヶ岳に行ったんだけど、遊歩道はこの雪で散歩不能、残念だワン。

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続・のびのルーツを探る 3/5

2022-03-05 | Dog

2022.3.5(土)曇り 【今日の”のびちゃん”】NO. 62
 家に帰って気落ちしながらも地図を見返していると、見逃していた谷がある、そこはもう他府県だと勘違いしていたのだが、ちゃんと京都府内ではないか。のびのルーツはこの谷ではないか?矢も盾もたまらず用事を済ませ、やっと出かけられたのが3月4日である。かみさんのかつての職場の方がレストランをやっているというので、寄ってランチをいただく。なにせあの谷にはいったら、店が無くて食料が得られないのだ。

農園大衆食堂 Agri ランチはボリュームたっぷりでリーズナブル
 前回の集落から別の峠を越すんだが、輪をかけて厳しい峠道だ。幸い対向車は無くて、峠を下りて集落に着く。集落ったって見えるのは4、5軒の家のみだ。
立派なお家が急な斜面にへばりつくように建っている。少し道が広くなったところに車を止めて、聞き取りに行く。1軒目、不在。もう一軒をかみさんに任せて、急坂を上っていく。呼び鈴を鳴らすとすぐに奥さんが出てきて、「この辺りに沢山の犬を飼っておられた家を知りませんか?」と質問をする。するとどうだ、「その家なら〇〇さんの家で、、、、」と道も教えていただく。当時の様子もお聞きするが、放し飼いの犬がハイカーを噛んだり、地域の中をうろうろして大変だったそうだ。その家を訪ねたいと言ったが、「耳が遠くてお話はできませんよ」といわれた。一発でのびの生まれ育った家が解ったわけだ。
 車に乗って言われた方へ向かうのだが、なにせ狭くて急な坂だから駐車ができない。とある家のそばに少しスペースがあるので駐車させてもらい、訪問するが不在だったのでかみさんを残し犬小屋のあった家に急ぐ。犬小屋の他に大きなケージがあるがどれも空で、紙くずなどが散らばっている。のびの生まれたのはここだったのでは、、、と戦慄を覚えたが、周囲は草も生えていて荒れている。玄関から声をかけるも返事無し、表札もないので確認のしようがない。そこへ一台の軽自動車が通り、慌てて手を挙げ「〇〇さんのお宅はここですか?」と聴くと、そうだという返事。遂にのびの生家を見つけた。しかしその荒れたケージを見れば、犬たちがどんな生活をしていたかすぐに想像できる。多頭飼いの崩壊なんてどのみち悲惨な生活に違いないが、現実にその現場を見ると不憫に思えて仕方が無い。あのケージに20頭近くがひしめき合って暮らしていたかと思うと惨憺たる
思いになる。車を置いたところまで帰る数分の間、涙が流れて止まらなかった。

のびが数年間暮らしただろうケージ。
 車を置いたところに帰ると、先ほどの方とかみさんが話している。当時の様子を聞いているが、余りの頭数に野放しとなり、食べ物は与えられていただろうがおとなしいのびには充分に当たらなかっただろう。今でも田んぼのカエルやイモリ見つけると食べようとするのはそのせいかもしれない。
 お話をいただいた奥さんは、捕らえられた犬たちはみな殺処分されたと思われていた。「みんな保護されてもらわれていきましたよ」というと本当に安心されたようだ。
 のびは生まれて数年、一番大切な時期を過酷な環境で過ごしてきた。保護センターだってあれだけの犬を保護するのは大変だっただろう。彼らにとっては命からがら逃げ回ったことだろうから、それらの心的ストレスがPTSDとなってもおかしくない。

帰り道、ちょっと広いところでカイカイしてみた。
 わたしたちはこの地に来るべきではなかったのだろうか?複雑な気持ちになったけど、やはり来てよかったと思う。あの地を仲間たちと駆け回り、必死で生きてきただろうのびの姿が目に浮かぶ。人の愛情を受けることも無く、とにかく生きることで精一杯だったろう。
 いまわたし達に出来ることは、思いっきり愛情をかけて、のびのこれからの犬生を幸せに暮らしてもうらうことだ。もうかけがえのないわたし達の娘なんだから。

何事も無かったかのように今朝の散歩

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のびのルーツを探る 3/4

2022-03-04 | Dog

2022.3.4(金)晴れ 【今日の”のびちゃん”】NO. 61

 のびはじょんのびに来て2年6ヶ月となる。大逃走劇があったり、ひとやものに怖がって懐かないなど一体どうなるかと思っていたが、少しずつ慣れてきてすっかり我が家の一員になってきた。それでも子犬の時から一緒に暮らしたじょんと違って、なにかよそよそしく遠慮がちに暮らしているようだ。生まれ育った環境がのびの現在に影響しているのは間違いない。のびはいわゆる多頭飼育の崩壊により、保護センターや保健所によって保護され、10数匹の仲間と共に保護センターにいた。2019年の6月に保護されて、9月に我が家に来たわけだけど、名前もまだ付いていなくて13番という番号が付いていた。毛づやも悪く、体重も7Kg余りで(現在は9Kgを超えているが保護された当時は5Kg余りと聞いている)元気も無く、眼に力が無かった。

初めて逢ったのび、このときは13号だった。(2019.9.3)
 じょんは野犬の子で自然の中で生まれ、保護されてからひとの愛情に包まれて育ったわけだが、のびは最初からひとに飼われているのだが、愛情をかけられていたとは思えない。放ったらかしか下手すれば虐待されていたかもしれない。想像していても不安が募るばかりだし、生まれ育ったところを見に行こうということになった。ところが保護センターではどこのお家なんて事は教えてくれない。それは当然のことなんだけど、それでも大まかな地名は聞いていた。あとは現地に行って一軒一軒尋ねるしかない。まるで雲をつかむような話だけど、幸いなことにそのあたりは随分田舎で、地域のことは地の人なら解ってそうだ。

2019.9.16、じょんの生まれたところへ供養に行く前にのびに逢っていった。

じょんの生まれた巣穴、生まれた場所の解る野犬の子も少ないだろう、須田さんのおかげだ。
 2月15日、初めての捜索に行く。地域のことを聞くのは、商店が一番いいのだがそれらしいものがない。地の人らしい農作業のひとに聞いてみる。沢山の犬が居て問題を起こしているとなるとだれでもが知っているはずだ。ところが「聞いたことが無いなあ」という返事、谷毎に集落があって、その谷ではないらしい。道で作業をしているひと、郵便局でも聞いてみるが同様の返事である。この谷ではないなあと思い、隣の谷に移動する。その間は峠道なんだが、その道がものすごい、急で狭くて、曲がりくねっている、「ぽつんと一軒家」のアプローチみたいな道をいやと言うほど走って隣の谷に出る。そこで犬の散歩中の人に出会う。聞けばかつては保護犬を9匹も預かっていたというではないか。こんな犬通のひとなら知っているかもと期待したがやはり聞いたことがないという返事だった。時間も無くなってきたので、この谷もあきらめて
帰路につく。どこか他の地域だったのかなあ、探し出すのは無理なんかなあとあきらめムードになってしまった。つづく
 

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どうする?新型コロナワクチン  2/19

2022-02-19 | 健康

2022.2.19(土)曇り

 新型コロナワクチンの三回目接種が始まっているが、接種できない人はともかく、副反応が怖いとかの理由で止める人、迷っている人が多いと聞く。もちろん効果と副反応などのマイナス効果を自らが判断して決めることだが、ネット上の怪しげな情報に惑わされている人も多いようだ。個人が拡散する怪しげな情報よりもコクランライブラリーの信頼できる(だろう)情報を参考にされるとよいだろう。

 さてわたしはと言うと、1月24日に三回目の接種を受け、1,2回目と同様何の副反応も起きなかった。そして先日肺炎球菌のワクチン接種を受け、昨秋のインフルエンザワクチンも併せてこの一年に5回もワクチン接種を受けることとなった。ワクチンが怖いとおっしゃっている方にはとんでもないことかもしれないが、わたし自身はそのような恐怖は感じていない。むしろ対象の病気に対しての安心感を得ている。
 新型コロナワクチンの副反応について恐怖を感じためらっている方に面白い記事を紹介しよう。京都新聞2月8日の「凡語」にノセボ効果の論文が米医師会誌に発表された、と言うものである。ノセボ効果とはプラセボ効果の反対で、偽薬によって有害事象が起こるものである。ハーバード大学のチームによって、新型コロナワクチンの臨床試験で2万2千人に生理的食塩水などの偽薬を打って、発熱や頭痛、疲労感などの副反応を訴えた割合を出した。1回目接種で約35%、2回目後で約32%に上ったという。統計的に処理した結果、本物のワクチンを打った人に出た症状も約半数はノセボ効果によって引き起こされたのではないか、というものである。大変興味ある記事だったのだが、反響があったのだろうか、2月15日の暮らし欄にこのことの詳細が掲載された。無害なはずの偽薬でもこれほど多くの副反応が出るのには驚く。副反応なんか気にしなきゃ出ないよと言われても、事前のあの文書を見たら大抵の人は気にすると思うが、病は気からって本当にあるんだなあ。
 

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どらほー睡眠法(10)

2022-02-17 | 健康

2022.2.17(木)雪  どらほー睡眠法(9)は2021.2.2参照

 どらほー睡眠法について1年以上書いていない。前回までに指摘したどらほー睡眠法(裸で寝る方法)は本当に温かいのか?、温冷浴法は耐寒耐暑となるのか?褐色脂肪細胞は本当に存在するのか?など様々な疑問が湧いてきて、それらを解決しないと無責任だと思われたからだ。経験的には結論が出ても、理論的に証明されなければ公表するのは憚れる。そんな時、タイムリーな本を見つけた。
「体温の「なぜ?」がわかる生理学」杏林書院 京都府立図書館借本
 借本なので書き写している。

 医学を始め様々な分野の先生方が体温について、実に細かに分かり易く(中には専門的で難しいのもあるけれど)書かれている。わたしの疑問のほとんどがこの本で解決しそうだ。特に解らないことは解らないと書いてあるところが随所にあって、逆に信憑性がある。この間に疑問は更に増え、次のように膨らんだ。
・裸で寝ると本当に温かいのか?
・褐色脂肪細胞は存在するのか?
・深部体温と皮膚温の関係
・温泉はなぜ温まるのか?
・暑熱順化と寒冷順化の方法
・手指を測って発熱者を発見できるのか?
・温冷浴法、どらほー睡眠法の有効性
・暑さ寒さに強いというのはどういうことか?
(1)手指を計って発熱者を発見できるのか?  
 緊急性のある話題から探ってみよう。
 新型コロナ対策として発熱者の入場を制限するため、入口で体温を測る施設が増えている。非接触型の測定器がほとんどで、手指をかざして測るものも現れてきた。近所のあやべ温泉もそうなんだが、かみさんはいつも「体温正常」、わたしはというとLoと表示が出て「測り直してください」とコールされる。深部体温はわたしの方が高いはずなのにどうしてだろう?深部体温と皮膚体温はパラレルなものだと思っていたので不思議に思っていた。「体温の「なぜ?」がわかる生理学」(以下本書と呼ぶ)を読んで、深部体温と皮膚体温は基本的に反比例をすることを知った。続く

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続・がんは運か? 1/22

2022-01-22 | 健康

2022.1.22(土)曇り がん・認知症・老化(15)
 1、禁煙 2,アルコール 3,適度な運動 4,適正体重 5,食生活 
 がんのリスクを下げる5項目、よく見るとはっきりしたものと漠然としたものがある。1、2、4ははっきりしている。ただ2、アルコールは禁アルとはなっていなくて仲野先生は「飲み過ぎない」と言っておられる。「絶対に止めるべきだ、たばこより悪い」とおっしゃる先生もあり悩ましいところだ。わたしはというと、ワインとビール(お正月などは日本酒)をいただいているのだが、ワイン1杯、ビール2/1杯を合格ラインとして〇✕△で毎日記録している。禁酒日は週二日で💮、禁酒日は厳格に守っているが他の日は✕が多い。完全に禁酒するのが望ましいのだろうが困難そうなので、ビールをアルコール0.7%に替えることにした。適度な運動は完璧、4,適正体重は60Kgにコントロールしているのでやややせ気味。5,食生活はなんでも食べることが基本。しかし要素が多くて一概に言えないが、良質な食事に替えていく姿勢が大切だと考える。例えばパンは全粒粉にする、ワインは赤ワインとする、良質の蛋白を摂る、
オメガ3を摂る、多種の野菜を摂る、キノコや豆類(豆腐、納豆など含む)を摂るなど実践しているが、食品添加物等にも注意を向けていきたい。食事については「がんに効く生活」(ダヴィッド・S・シュレベール著 2020.9.10参照)に詳しいがあまり神経質になると逆効果である。

 がんのリスクを下げるには、上記5項目以外に発がん性物質を避ける、免疫力を高める、ウィルス・細菌対策(ピロリ菌、肝炎ウイルス、HPV等)、ストレスを少なくする、心の持ちようなど様々あるが、運だけではなく自分自身のあり方でリスクを下げることは可能である。ただそれはがんになる確率の一部であって、だれもががんになる可能性はあるわけだ。
 仲野先生の記事はがんについてもっと知ること、がんになったらどういう治療法を選ぶか考えておくことなど続いていく。わたしのがんに対する考え方と同じなので少し驚いたが、先生の「病気をしない暮らし」という本が、古本で見つけたので早速注文した。
 さて、「人・健康・未来」29号の「「がん」はだれにでも突然やってくる災害の様なもの」はある意味ショッキングな記事だった。グラフィックデザイナーの望月ミサさんの「がん」はだれにでも突然やってくる災害の様なもの」は、どんなに健康でもがんになります!のサブタイトル通り、だれでもいきなりがんになるという現実を如実に表している。

 健康オタクでストイック、健康には人一倍気をつけて、元気いっぱい働いていた彼女が、悪性の卵管がんと診断され、ショックと葛藤の末手術、抗がん剤治療を経て今日に至った経過が語られている。わたしの周囲のがん患者、亡くなった方も戦っている方も、みんな同じく元気で、健康的で前向きに活躍していたひとばかりなのだ。がんと診断されたときの葛藤は壮絶なものだったに違いない。皆が元気だっただけに、自分ががんになる事を想定していたひとはいなかったのではないだろうか。「なんで自分ががんになるのか?」という怒りとも悲しみとも言える思いがあったのではと想像している。しかしミサさんにしてもだれにしても自分で選択し戦っていくしか道は無い。どんなスタイルになろうともそれがその人の人生であり、人生観であるだろう。ミサさんは闘病の後、患者会のネットワークなどで自分の体験やがんの情報を発信し続けている。そんな中の一つが「がん防災マニュアル」だ。

 社会法人 がんと働く応援団が編集発行し、腫瘍内科医の押川勝太郎先生が監修されているこの冊子は、だれでもががんになる時代、がんに対する正しい知識を持ち、がんになったとき慌てないですむようにがん防災という考え方を示したマニュアルである。特に現役世代のために作られたものだが、退職したものに対しても充分な知識と情報が詰まっている。ミサさんはこの冊子のデザインを担当されている。
「がん防災マニュアル」pdf版は無料でダウンロードできるので是非揃えて置いていただきたい。
https//www.gh-ouendan.com/

 


 
  

 

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がんは運か? 1/20

2022-01-20 | 健康

2021.1.20(木)雪 がん・認知症・老化(14)
 昨年から知り合いの幾人かが「がん」でこの世を去った。また闘病中の人もいる。わたしにとって悲しいのは、その人たちがすべからく健康的で活動的な生活をおくっていたことだ。例えばその中に喫煙者など一人も見受けられない。がんは生活習慣病だという説の本もあるが、みんな生活習慣病になるような生活はしていないだろう。がんはロシアンルーレットのようなものなのだろうか。運がよけりゃかからないし、運が悪いとかかるものなのだろうか。
 がんは自らの細胞の遺伝子が変異し、それが溜まって発生するというものだから、歳をとれば(細胞分裂の回数が増えれば)だれでも発症する可能性はある。変異は避けられないけれど、変異がどこに入るか、変異の入った細胞が生き残るかなど運任せのところも確かにある。でも運だけのものと考えれば、わたしの言う「(なるべく)がんにならないための生活」というのは意味をなさなくなる。
  

そんな時「ひと・健康・未来」(ひと・健康・未来研究財団発行)でタイムリーな記事を見つけた。25号で「(できるだけ)がんにならない暮らし がんは運である?」(大阪大学大学院病理学教授 仲野徹)29号で「どんなに健康でも、がんになります!「がん」はだれにでも突然やってくる災害の様なもの」(グラフィックデザイナー 望月ミサ)である。
 前者は、わたしのがんに対する考え方と同様で大変共感を覚えるもので、がんのリスクを下げる方法があるということがとても嬉しい。がんにならない?五つの健康習慣としてリスクを下げることが出来るのだ。
1、禁煙 2,アルコール 3,適度な運動 4,適正体重 5,食生活 

国立がん研究センターの表があり五つの健康習慣を実践した場合、男性43%、女性37%リスクが低下とあるのだが、がんになるリスクが43,37%減るのかというとそうではない。五つの内0または1つを実践した場合を100としての減少率だから、がんにかかるリスクが43,37%減るというものではない。なんかマジックの様な数字だが、一体どのようにこの統計がとられたかも書いてないし、「がんにならない?」「リスクが低くなる(?)」の?マークも気になるところである。ただがんにならないための生活習慣によってある程度のリスクが避けられることは確かで、がんは運だけのものだとして好き放題の生活をするのは慎まなければならない。つづく

 

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雨読 ヒトはなぜ「がん」になるのか? 1/16

2022-01-16 | 健康

2022.1.16(日)晴れ がん・認知症・老化(13)
 この一年で同い年の男性二人ががんで亡くなった。そして周囲でもがんによる死亡が相次ぎ、がんと戦う人も増え続け、がんでない人を見つける方が難しい状況になってきた。
 この厄介な病気に対して以下の様にすることと決めた。
1.がんのなんたるかを知る。
2.(なるべく)がんにならない暮らしをする。
3.がんになったらどうするかを(暫定的に)決めておく。
4.常にがんに対する情報を集めておく。(治療法、病院、医師等)
「がん-4000年の歴史」シッダールタ・ムカジー著(2020.8.11参照)「がんに効く生活」ダヴィド・S・シュレベール著(2020.9.10参照)などを読んできた。がんのなんたるかについては前者は大変参考になったが、もっと新しい情報が欲しいと思っていたところに本書が出てきた。
 「ヒトはなぜ「がん」になるのか?」-進化が生んだ怪物- キャット・アーニー著  河出書房新社
  2021.8発行 府立図書館借本
 

 本題はRebel  Cell (反逆の細胞)でわたしはこの方が合っていると思うのだが、いずれにしても「がん」について一般向けに書かれた最新の書であろう。
 がんのなんたるかを知るには最適の書である。そしてわたし達にもわかりやすく書かれている。それは著者がドクターではなくサイエンスライターであることも作用している。ドクターの場合、自説を推し進めるあまりに全体を見ることなく、妙な説を語ることがありがちだ。
 がんは自らの細胞が遺伝子の変異によりがん化していくものであり、一人ひとりの遺伝子が様々である様にがん細胞も様々であること、そしてがん細胞そのものも変異し進化していくものであるということだ。治療が困難なこと、薬の限界があること、撲滅できない理由がそこのところにある様だ。
 内容については読んでいただくしかないが、「がんの診断を告げられたとき、『わかりました。がんとのつきあい方なら知っています。』とだれもが答えられるような」日が来ることを願って書かれた本書、がんでない人もがんと戦っている人も是非読んでいただきたい。

【今日の”のびちゃん”】NO.60

かみさんがオシッコ、うんPに連れてってる姿だが、連日の雪で大変。でもちょっとずつ慣れてきた様な気もする。 
 

 

 


 

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雪かきくけこ’22 1/14

2022-01-14 | 日記

2022.1.14(金)雪

 今期三度目の大雪である。夕べからの積雪は30cm程度だが、昨年末からの雪が残っており上林も雪国状態となっている。

今季の雪は2012年の大雪と並んでるね。
うっとうしいなあ、めんどくせーなあとなるところだが、自然の成り行きとていたしかたない。ここは考え方を変えて雪を楽しむこととする。雪だるまやかまくらを作って楽しむのではない。雪かきをトレーニングとするのだ。ジムに通ってお金払ってトレーニングするのではなく、我が家の雪かきを無料のトレーニングと考えて取り組むことにする。しっかり準備体操をして、リズムに合わせて掻いていく。呼吸を整え、どこの筋肉を使っているか意識する。そして如何に効率的に掻けるか常に考えながら掻いていく。
 一つの筋肉に負担がかかってくると別の筋肉を使う様に分散していく、そして1時間に一度は休憩を取る。
 わたしの雪かきは雪ハネが主流で、ほぼ同じ動作を繰り返すこととなる。これってスイムやジョギングと同じことだ。ひと掻の重量は軽い雪で2,3Kgぐらいだろうか、これを数千回繰り返すわけだから、労働とすればかなりの重労働で疲労が残り、トレーニングとすれば適度な有酸素運動となる。結果雪かきとしての達成感とトレーニングの達成感が得られる。雪かきを終えて温泉にでも浸かり、温かい鍋で雪見酒でもすればこの上ない幸福感に浸れるというものだ。
 こういうことを言ってられるのは退職した身だから言えるのであって、定時に出勤をしなければならない現役の方は大変だろうなあと思っている。
【今日の”のびちゃん”】NO.59
雪が降ると地面の臭いがなくなるためか、おしっこ、うんPが大変。さっさと済ますこともあるんだけど、1時間も1時間半も歩いて結局しないこともあるんだから、、、
 
 

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雨読 若返り革命 1/9

2022-01-09 | 雨読

2022.1.9(日)晴れ

「常識がくつがえる 若返り革命」
了徳寺健二著 株式会社アスコム 2021年9月発行

もう一冊の「直立歩行」もタイトルは魅力的だが、読みにくい本で読了できなかった。
 タイトルに絆されて図書館にリクエストしたら、揃えて下さった。ところがどうも中身がしっくりこないので申し訳ない気がしている。
 ストレスフリー器という温熱の器具を使い、老眼、緑内障、シミ、白髪、前立腺、高血圧、冷え性、静脈瘤などなど老化にともなう病気や症状が治るというものだが、難病パーキンソン病まで治るそうだ。著者が「信じられないかもしれませんが、これは実際に起きている事実です。」と言っておられる。そのとおり、わたしには信じられない。ただ、患者さんの中には治った人があることは事実だと思っている。サプリメントのコマーシャルのように、「治った、良くなった、、、」という例が並んでおり、もちろん治らなかった、悪くなったと言うような話は一切出てこない、当然のことだけど。
 ストレスフリー療法とは左足裏F点、左足の三里、右N点、左P点に48℃未満の温熱刺激を与えると言うもので、それによって血中のストレスホルモン(コルチゾール)が減少し、血流が2~4倍増幅し、成長ホルモンの分泌亢進がなされると言うものだ。これ等が本当に誰にでも起きれば、あらゆる病気が良くなることは理解できる。鍼灸で耳のツボを刺激するだけで、カイロプラテックで首をポキンといわすだけで歩けないほど弱っていた人が即座に回復することを聞かされた。わたしもやってみたがなにひとつ効かなかった。そういうことなのだろう。ツボにはまった人だけが、治るわけだ。
 N点という治療点には興味がある。常々「笑い」の効用については書いてきたが、「作り笑いでもいい、、、」というところに笑顔のどこかに物理的な効果があるのではないかと考えていた。笑顔を作って顔のどこが緊張しているかを考えたとき、実にこのN点なのだ。著者は成長ホルモン分泌亢進のツボと言っておられる。成長ホルモンは免疫力とも大きく関係している。N点を刺激することと笑顔を作ることは実は同じ事なのではないかと思っている。

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訃報 江上泰山氏 11/25

2021-11-25 | 日記・エッセイ・コラム

2021.11.25(木)曇り

 22日の讀賣新聞で江上泰山氏の訃報を知る。どっかで聞いた様な気がするが、、、「中学2年で金閣寺(鹿苑寺)に入り、翌年~」という記事を見てやっぱりという感がした。そう昭和25年7月の金閣寺放火事件の目撃者である。水上勉氏の「金閣炎上」でその名を憶えていたのに違いない。早速埃にまみれた「金閣炎上」を取り出してみる。放火の前日いわゆる放火犯の林養賢はその前日三番の碁を打っている。その相手が江上大量といい、泰山氏の父親にあたる。大量氏は大飯郡和田村車持(現高浜町)の正法寺の住職で、その子、順雄(よりお)が養賢の弟弟子である泰山氏である。「金閣炎上」ではほとんどが実名で書かれているので、順雄というのは本名なのだろうが、泰山というはいわゆる僧名なのだろう。
 「金閣炎上」の中では順雄が常に使われているのだが、炎上するその夜、養賢が大量氏と碁を打った夜の様子は「金閣寺は夜をむかえた。雨音だけがしていた。隠寮には住職の慈海氏、庫裏の小僧部屋に山崎承腴、三明承悦、、、、江上泰山、、、」とあるのだ。これは一体どういうことだろう。
 ともかく大量と順雄は炎上する金閣寺の直接の目撃者となるのだが、その後泰山氏は金閣の再建に向けて大変な苦労をされることとなる。
 京都新聞には地元だけに泰山氏の記事がいくつか見られ、その柔和なお姿の写真もある。放火犯としてもちろん僧籍も追われ、医療刑務所で26歳で孤独に息絶えた養賢も、あの事件を起こさず僧として全うしていれば、泰山氏の様な立派な僧になっていたのかもしれないと思うと、切ない気持ちになるのである。

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70歳が老化の分かれ道 10/27

2021-10-27 | 雨読

2021.10.27(水) 曇り

 70歳が老化の分かれ道 和田秀樹著 詩想社新書2021年6月発行
 
 新聞書評で見つけたこの本を綾部市図書館が用意して下さった。借りてみると何と予約希望者が2名おられる。わたくし同様70歳になったひとには気になるタイトルなのだろう。老後や健康について考えたことの無い人には大変ためになる内容だが、学習されている方にはありきたりの内容で物足りないと思う。ただ老人を専門とした精神科医の論だけにドクターとは違った見方のものがある。
 「脳の老化を防ぐのは生活の中の変化」「インプットからアウトプットに行動を変える効果」「70代になったら人づき合いを見直そう」「定年後の喪失感をどう克服するか」「介護を生きがいにしない」など魅力的なタイトルが並んでいる。また老人性のうつについてもその対処法が詳しく述べられており、参考になる。
 和田先生は近藤誠先生の信奉者らしく、わたしの場合と断っているが70歳になったらがんの手術はしないと言っておられるが、これは賛同しかねる。がんの種類や部位によっては手術や治療を施せば放っておくよりも長生きできることもあろうかと考えるからだ。健康診断についても近藤先生と同様に無意味だと切り捨てておられるが、検査の数値に一喜一憂し投薬、治療されている御仁ならいざ知らず、自分の身体の数値を知り健康に活かすのであれば、健康診断も有効な手段だと考える。早期のがんが見つかり、手術して治癒した例もある。もし先生の言うように、健康診断も受けず、見つかったがんも手術しなかったら、今頃亡くなっておられるかもしれない。  
 「いま飲んでいる薬を見直してみよう」という項で安易な薬の投与に警鐘を鳴らしておられるが、自らの現場ではうつの治療に抗うつ剤や男性ホルモンを使用されている様子が窺われ(安易ではなさそうだ、、)少し矛盾を感じる。最終章で「歳をとってやさしくなることが、幸せへの近道」として、他者のためにやさしくするということを述べておられる。きれい事と言ってしまえばそれまでだが、老人の幸せとはそんなところにあるのかも知れない。おわり

 【今日の”のびちゃん”】NO. 58 鍋犬のび
 かみさんが「入ってくれるかな~」と心配していたが、即刻鍋犬になって朝まで寝ていた。


 

 

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続・シデ山二題 10

2021-10-04 | 山・峠

2021.9.28(火)曇り

 メンバー :小原英明 山本英樹
 タイム  :あやべ二王公園 9:40出発
       登山口     9:50
       やすみと    3分休憩
       みと      3分休憩
       シデ山    10:55 10分休憩
       大栗峠    11:20 20分休憩
       小学校前   12:45
       二王公園   13:00
              計3時間20分(休憩抜き 2時間44分)
       YAMAPデータより
  距離 14.3Km   上り760m 下り758m(累積) 休憩 31分
  合計時間 3時間22分


 数年前の夏、三和町の山奥で妙なランナーと出会った。完全日除けでサングラスの怪しげなスタイルだ。
 「こんにちは~どこまで走るんですか?」と声を掛けると、「小原君やないけ~」「英樹君か、、、」
 英樹君は小学校からの同級生で、聞けばトレイルランをやってるという。何度かトライアスロンのレースであったことがあったけど、今はトレイルランで頑張っているそうだ。台頭の家から岼の長宮峠を越え四
尾山に登り往復するという。「トレイルランやらへんか?面白いで」と誘われたが丁重にお断りした。わたしはランがきらいなのだ。トライアスロンからウルトラマラソンに移行する選手は多くいたが、まっぴらだった。そんな再開から数年たったとき上林でトレイルランの大会があると新聞に載った。コースを見るとわたしのホームグランドである大栗峠を巡るコースと工忠君と歩いて完成させた北コースだ。これは出場しないわけにいかない、しかし歩き回った山道も走るとなると不安がある。そこで英樹君のことを思い出し、一緒に走ってみることにする。数日前からいつものウオーキングコースを走ってみる。もう30年ほどランニングはやっていない、でもウオーキングは続けてきたので何とかなると思っていた。ところがランというのはこんなに苦しいものかと思い知らされた。息は上がるし、足は上がらないし、身体は後ろから引っ張られるみたいだ。翌日は太ももからふくろはぎから痛くて大変、英樹君に話すと「ゆっくりゆっくり走って下さい」という。もちろん早くなんて走れるはずも無い。ゆっくりゆっくり40分近くを毎日走る。
 やがて筋肉の痛みも取れ、息も楽になってきた。ただ膝や足の甲など時々変な痛みが走る。これは絶対無理してはいけない、30代40代とは違うのだ、70代なのだ。故障してしまったら元も子もない。これは練習もレースも同様だ。もう競争はしてはいけない、自分の身体と相談しながら楽しもうと肝に銘ずる。
 というわけでレース同等のコースを一緒に走ってもらう。登りは歩き、小休止も入れる。思ったより楽に走れたが、山田に下りてから二王公園までのロード部分には参った。4Km余りの距離だが、舗装道路というのがこれほどまでにつらいものとは思わなかった。いつかは地下足袋でと考えていたが、このコースである限り無理な様だ。「70歳のおっさんには見えんなー」と70歳のおっさんに合格点をもらった。
 
 

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