晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

百鬼夜行(3) 8/8

2013-08-09 | 日記・エッセイ・コラム

2013.8.8(木)晴れ、雷雨

 その翌日(8月5日)も深夜の吠えは続いたが、姿を確認することは出来なかった。ところが朝になってじょんが畑の方に行く、嫌な予感がしてトマトの畝を見ると、すっかりやられている。夏野菜も充分楽しんだし、昨日の被害も下の方の極一部だったしという心の油断を完璧に突かれて、大も小も赤いトマトは皆無になってしまった。
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食い散らかされたトマト

丹精込めて作った野菜や作物を獲られることの悔しさ、虚しさは作り育てて獲られた者にしかわからない。獣害の損失というのは被害作物の値段では無い、被害に遭った者の心の損失の方が計り知れないほど多いのだ。
 キュウリ、ナス、ピーマン、カボチャ、オクラが育っているがこれは問題ないようだ。次にトマトが赤くなるまではやられないからその間に対策をしよう。
  防鳥ネットが有効なのは知っているが、このネットを張ったら作業がしにくいことこの上ない。
 以前、アライグマの被害に弱っていたのだが、当のアライグマが交通事故に遭い死んでしまった。それ以来被害が無くなったので、抹殺するのは最良の方向だと思う。捕獲箱にえさを仕掛けて何度も挑戦したが一度も成功していない。ただ、成功したところで抹殺の方法、あとの始末が面倒だ。そこで以前から温めていた方法を採用する。ネズミ取りの粘着板を仕掛けるのだ。この粘着力は素晴らしく、今年も既に6匹あまり捕獲している。足で踏んづけたこともあるし、車のタイヤがくっついたこともある。
「何しとったんやな、えらい遅いがな」
「車がネズミ取りにつかまったんや」
「え~どこでつかまったんや」
「ガレージで、、、」
「?????」
かみさん何か勘違いしたみたい。
 とにかくネズミ取りの効果は素晴らしい、これを畑に用意して、アナグマでもなんでもくっついた姿を想像するとわくわくする。

「手足や顔にくっついて、山に逃げ帰ってもノイローゼになって死んでしまうで」
つまり、処分の手間も省けるというもんだ。
というわけで、畑のネットの隙間と畝の上にネズミ取りシートを仕掛ける。ところがこれがまた大事件を引き起こすこととなる。つづく

【今日のじょん】じょんのことを一番かわいがってくれたモモ姉さんのお母さんが亡くなられた。じょんのびに来るとあいさつもそこそこに「じょ~ん」と言ってすりすりしていてくれたのに、なんともやりきれない気持ちだ。
 

コメント
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