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今年よりも来年が

2024-03-28 | ニュース

 全国ネットのにゅーすではどうなのか分かりませんが、関西のローカルニュースでは毎年宝塚音楽学校の合格発表のニュースで賑わいます。20倍を超える倍率で合格した方たちの涙ながらの歓喜のシーンは風物詩となっています。

 しかし、今年の歓喜のシーンは、少々の瑕疵が付いてしまうものでした。宝塚の団員が、先輩からのいじめと過労を苦にして自殺したという問題が明るみに出て、今も劇団と遺族の間で話し合いが続いているからです。合格発表の前日に、いじめたとされる先輩から遺族への謝罪を行うというニュースが流れたことからも宝塚側としては何とかこの問題を早急に収束させたいと思っているに違いない。

 そんな瑕疵はあったものの、ニュースでは手続きに訪れた合格者の歓喜の声が流れていた。親御さんとしては、それまでの努力が報われた嬉しさと多少の不安も感じながらという心境だったろう。そのニュースでは、2000年以降では最小の受験者だったと伝えている。確かに今年は過去3年に比べても少なかった。過去3年はコロナで少なかったといい訳も出来たが、コロナが明けても逆に減ってしまったということなのだ。

 その宝塚の受験は、ある程度それ向けの歌やダンスのレッスンを何年かやって受験する人が多いというかほとんどなのだそう。だから、金も掛かるし時間も受験までに費やしている。こんな事件が明るみになったからといって簡単に受験辞めたとは出来なかったという側面もあったのではないかと思うのです。

 少子化でそれでなくても受験者が減っていく状況の中、宝塚を目指そうという人が一番減るであろう今の時期には恐らくはそういう宝塚予備校も大変な状況ではないだろうかと推察してしまう。今年の受験者が減ったとニュースで言っていましたが、もっと重要なのは来年以降の受験者数ではないのだろうか。イメージが売りの業界がそれを失った時、それが終わりの始まりになるのでしょうか。

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