混戦模様のサッカーW杯アジア最終予選ですが、日本は連続圧勝スタートでよほどの事さえなければ予選突破は当然で、全勝通過が成るかどうかが焦点になってきそうな雰囲気になっています。
そんな最終予選の代表戦ですが、無料中継がありません。有料のネット配信でのみの中継です。理由は簡単で中継料が高くなりすぎて、斜陽産業化しているTV局には手が出せないというもの。予選通過が危ぶまれる状況ならば高額でも中継したいと思う局もあるのでしょうけど、実力的に通過は楽にしそうともなると関心は高まらないのも仕方がない。アウェー戦の中継無しは、2次予選から既にそうなっている。これからは、これが当たり前になっているのだろう。
予選ならまだいいのだが、W杯本戦も先のカタール大会も、直前までTV中継が出来なそうだったのだが金持ちのネット配信オーナーがポンと高額の中継料を出して日本戦等何試合かを日本のTV局に売却という形で中継できるようになったとのことだ。次の中南米大会も当たり前に無料中継があるとは思わない方がいいのかもしれません。
こういう傾向は、既にボクシングのビッグマッチでは当たり前になっていて、ペイパービューで数千円支払って見るとなっている。このままだと、オリンピックもそうなる可能性があると思うし、そうなるとマイナー競技は五輪種目になったとしても誰も見ていないなんてことが当たり前になあっていくのかもしれません。金持ちだけ相手にしていてもいいのだろうか。