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信号を守る事

2008-05-02 | 日記・エッセイ・コラム

 ブログの巡回をしていたら、朝の番組でやくみつる氏が関西の人間が信号を守らないのを口を極めて非難していたとの記述を見た。そこで、私は関西人として個人的な考えを少し書いてみたいと思います。

 結論から書けば、やく氏の言い分は「下らない格好つけで、内容は非合理的なのに、自分たちが正義だとして全国に押し付けてくる東京人の意見」そのものだ。

 その一例は、エスカレーターの立ち位置で、自分たちは左立ちで、関西では右立ちであることに失笑をもって小ばかにしてくる。しかし、世界のスタンダードは右立ちであるし、バランスを崩した時に右手で手すりを握れる右立ちのほうが合理的なのは自明の理だ。

 信号の件も、あくまでケースバイケースなのであって、これをやく氏のように全てを違法行為かのように批判して順法精神やモラルにまでもってこられたらたまったものではない。

 例えば、通行量が極めて少なくて見通しがよい道路で、信号が赤ではあるが交通が無くて全く安全に渡れる場合に横断歩道を赤で渡る事は悪なのだろうか。これを万引きや未成年の飲酒・喫煙と同等の違法行為なのだろうか。私は違うと思う。

 逆に、青信号になったからといって、すぐそこに高速で走ってくる車があるにも拘らず渡りだすのは正しい事なのだろうか。やくみつる氏に言わせれば、それは正しい事なのだろう。

 わたしは、信号については「基本は遵守、しかし最終的責任は自己判断・自己責任」というのがスタンスです。信号が青だから100%安心でもないし、赤だからたとえどのような場合でも渡ってはいけないというものではないと思うのです。それこそ、念には念を入れて200%ぐらい安全だと判断して、他の交通者・車両が一台も無ければ信号が赤でも渡るべきだと思います。

 こういうことも、外国ではスタンダードなことで、交通・往来については自己判断・自己責任なんていうことは常識なこと。青信号だからといって安全確認をしなかったり、赤信号だから一台の車も見えない見通しのいい通りでも渡らないなんて馬鹿なことはありえない。

 もちろん、「あくまでケースバイケース」なのだから、まずは子供には「基本の交通法規を教えること」「ある程度の年齢になって自己判断出来るまでは、信号は絶対に守るのを教えること」は親がきちんと教えるべきだろう。他にも「他の交通者(人・車)に迷惑を掛ける可能性のあるような自己判断はしない」なんていうことは、常識の範囲の事だと思う。

 とにかく、こういった生活の中の一判断事項を、順法精神やモラルにまでもっていって関西人を偏見の目でみる関東の人は多いが、自分たちだけが正しいのだと決め付けずに合理的に考えてみてほしいものだ。

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