いよいよ裁判員制度が始まる。そんな中、日本中で注目された裁判の判決が出ました。光市母子殺人事件と渋谷夫バラバラ事件の二つです。法律には素人の私が、TVの報道の範囲で考えたらこうなったという事を書いてみたいと思います。
- 光市母子殺人事件
新聞等の解説では、「未成年への死刑判決」や「死刑制度そのものの是非」「死刑のハードル」にばかり焦点が当てられていましたが、私は事件の悪質性をまずみるべきだと思いました。
自己の性欲の欲求の赴くままに何の落ち度もない被害者を強姦しようとして果たせず死姦したことと、物心すらつかない乳児を床に叩きつけて殺害した事。もちろん、子供の命乞いをしたであろう被害者の声を無視してである。そして、一審後に友人に宛てた無反省な手紙・・・。
私はこんな鬼畜は、日本に死刑制度がある以上死刑でいいと思う。というか、彼の罪状を法廷等で分かっていながら、「未成年への死刑判決」や「死刑制度そのものの是非」「死刑のハードル」ばかりを論じる姿勢の方に疑問を感じます。少し宗教的になりますが、彼に更生する資格があるのだろうか。私は資格が無いと思います。
あの、コンクリート詰め殺人が死刑にならなかったから、この件も死刑はおかしいとか・・・。コンクリ詰め殺人の裁判の方がおかしいのだと私は思う。
- 渋谷夫バラバラ事件
懲役15年。今のところ控訴はしないとのこと。
この裁判は、検察側・弁護側双方の精神鑑定の結果、犯行時の責任能力について「心神喪失の状態だった」と報告した。
判決文では精神鑑定の結果については尊重しつつ、犯行時の責任能力については「ある」としたもので、精神鑑定の比重をどこまで取るかで結論が変わってしまうこの裁判の判決としては、一般国民の感情からすれば妥当な判決であったと思う。
しかし、私は少し重いなあというのが感想でした。7年以上10年以下ぐらいが妥当と思いました。夫の暴力、過度の嫉妬深さはやはりきついものだと思います。殺人に至る動機にも十分に同情すべき点があると思う。
夫の愛人や友人の証言では、妻の人間性を疑うような証言が相次ぎましたが、人の夫だと知りながら不倫をしているような女の証言が客観的なものとも思えません。それに、外面のいい人間というのは、外からみていても分からないもの。私の父も外面だけいい人で、そのギャップには辟易させられたものでした。だから、そういう人間が、家族以外の人からどう見られているかも判るつもり。
そして、客観的な事実だけをみれば、やっぱり15年は長い。15年後には44歳ぐらいか。もはや、子供は産めまい。だから、40歳前後で出獄できる7年以上10年以下ぐらいの懲役が妥当だと思うのです。それは、彼女の人生を終わらせるのは少々酷だと私は思うからです。
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