「ライブドア」のニッポン放送株購入の件

　各マスコミは、ライブドアの一連の動きについて、面白おかしく報道してきたが、そろそろ一段落してきたので書いてみたいと思います。
　ここまでの概略は、ライブドア社が、先にフジテレビがＴＯＢを行っていたにもかかわらず、欧米では違法行為であるが、日本では法的に未整備の為に禁止されていない時間外取引で、ニッポン放送株を多数購入し、後追加購入することによって現在５０％超を保有するに至った。ニッポン放送は、フジテレビの株式を２２．５％を保有していることから、ライブドアが、フジテレビ（フジサンケイグループ）を狙っていると大いに話題になった。そして、ライブドアの影響を避けるために、ニッポン放送所有のフジテレビ株を、ソフトバンクのグループ企業（ＳＢＩ）との共同出資体に５年間貸与した。現在は、こんなところだ。

　本日（２９日）付けの読売新聞に、そのＳＢＩが日本テレビに対して、業務提携を申し入れたとの記事が掲載されていた。なぜ、テレビ朝日やＴＢＳではないのか？

　私は、今年に入ってからの朝日新聞の安倍氏へのでっち上げ記事やら、最近のライブドア（ソフトバンク）の件、人権擁護法案等が、一連の流れのようにしか見えない。今回のライブドア（ソフトバンク）の件も、テレビ朝日やらＴＢＳのような「左向け左」のような放送局ではなく、フジサンケイグループ（産経新聞、雑誌「正論」、教科書の扶桑社）を標的にしたところ。日本テレビとの、業務提携。朝日系列のしつこい、フジサンケイグループ叩き。・・・・・

　私は、堀江氏はただの銭の亡者だと思っています。ただその裏に隠れている、孫正義の執念には、恐怖すら感じる。日本に、正論を言えるマスコミは無くなってしまうのだろうか？