先の田母神・前航空幕僚長の論文について、マスコミの批判が続いています。その中で「文民統制」(シビリアンコントロール)についてまで言及して批判しているのが目立つ。ちょっと待って、彼が論文を発表したのと文民統制がどう関係あるのか分からない。
彼が防衛省や総理の命令を無視して自衛隊を出動させたのならともかく、何故今回のことが文民統制違反になるのだろうか。ここでいう「統制」は、思想信条まで統制するものではないはずだろう。大体、人の心の中を統制できるはずが無いではないか。
マスコミは「政府の任命責任」とやらを叩きたいから書いているのでしょうけど、出世するまで心のうちを隠し続けられたら、政府はその人物をどうやって判断したらいいのでしょうか。人の心の中にまで責任なんかあるはずも無いではないか。
自衛隊関係で批判記事を書きたいが為に、「文民統制」(シビリアンコントロール)を持ち出してくる。一昔前のマスコミの姿そのものを思い出しました。きっと、条件反射で書いているのでしょう。
しかし、こういった言葉遊びで「文民統制」(シビリアンコントロール)を持ち出していると、本当にシビリアンコントロールに危機が迫ったときに、だれもまともに耳を傾けてくれなくなることが本当に恐ろしい。
まだ何一つ細かい事が発表されていない早期の段階から、給付金についていい加減な給付方法を書いて批判を続けてきた新聞(夕刊紙も)、それを紹介することによって政府批判をするTV各局。総選挙が終わるまで、政府批判の洪水は続くのだろうか。もううんざりだ。