白山ちどりのblog

山と鳥に明け暮れる毎日

一杯ひっかけOEKへ

2012年11月21日 | 音楽
開演30分前に、立ち飲み酒場「大笑」で焼き鳥とお酒を仕込んで---誠に不謹慎ながらこれがいつものコースなので---オーケストラ・アンサンブル・金沢の演奏を聞きに行ってきた。

今日の歌劇カルメンはOEKにしては、バッハの「マタイ受難曲」以来の画期的、歴史的公演であった。
冒頭、いきなり兵士と女性の流麗なダンス、日頃歌劇歌手のぎこちない仕草に辟易している我々には、思わず舞台に引き込まれる効果があった。舞台装置も簡素化されてすっきり、狂言師茂山あきらの演出は、シテとワキを配置して観客の視線を巧みに誘導し、退屈させない。

間奏曲ごとのダンス、狂言回しなど新しい歌劇の誕生を見た。次はヴェルディの「アイーダ」をこんな演出でお願いしたい。

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