はなバルーンblog

藤子不二雄や、好きな漫画・アニメの話がメイン(ネタバレもあるので要注意)

「ひだまりスケッチ×365」CBCでも終了

2008-10-21 01:43:50 | マンガ・アニメ
 とうとう「ひだまりスケッチ×365」が終わってしまった。
 関東・関西の人にとっては今更の話題だろうが、CBCとBS-iは最終回が10月16日の放映だった。東海地区では10月に入ってから最終回を迎えたアニメがいくつかあったが、「ひだまり」がその最後を飾った事になる。

 それにしても、3ヶ月なんてあっという間だと、あらためて思った。
 昨年の「超ひだまつり」での2期決定発表以来、ずっと放映開始を楽しみにしてきて、7ヶ月待ってようやく始まったが、一番時間を長く感じたのは、TBSで放映が始まった7月3日から、CBCでもようやく始まった7月17日までの2週間だった。同じ待つのでも、既に他の地域では放送していると思うと余計に観たくなる。1月の「墓場鬼太郎」の時も同じだったが、こちらは1週遅れだったのでまだマシだった。
 「ひだまり」の場合、途中で1回休んだために遅れが更に拡大して、最初はさらにじれったく思っていたのだが、9月が終わる頃には「もう10月になるのに、まだあと3回も観られるのか」と、逆に得をしたような気になっていて、我ながら可笑しかった。


 さて、アニメ本編の感想も書いておこう。
 今回の「365」は1期開始時に比べると原作ストックがやや少ないだけに、どの程度オリジナルが入るのかなどが気になっていたのだが、最終話まで観終わってみると、シリーズ全体の印象としては1期とほぼ変わらなかった。「無理をしているな」と感じるような変なオリジナル話もなく、バランスの良い構成になっていたと思う。

 アニメオリジナルでは、第2話「2月6日 サクラサクラ」と第9話Aパート「8月5日 ナツヤスメナーイ」が、よかった。特に「ナツヤスメナーイ」では、校長先生が吉野屋先生をちゃんと教師として評価している一面を見られたのが新鮮だった。立木文彦のナレーションも、普段とのギャップが激しくて笑えた。最初は「このアニメはいつから「カイジ」になったんだ」と思ってしまったが、続けて聞いていると案外しっくり来た。
 そう言えば、前半に出番が多かった反動か、後半に智花の登場がなかったのは残念だ。最終回くらいはと期待していたのだが、提供イラストだけだった。沙英との掛け合いが好きなので、もう少し聞きたかったのだが。

 原作話では、第12話「7月7日 見ちゃダメ」が特に良かった。
 最終回直前だったので印象が強いせいもあるが、2期でぜひやって欲しいと思っていた話だったのでアニメ化自体が嬉しかったし、アニメオリジナル要素の「七夕」が喧嘩の後の仲直りとうまく絡めてあり、綺麗にまとまっていた1編だった。
 そして、最終話。最後の「スケッチスイッチ」の使い方は卑怯だ。あの前の場面までは、最終回も普段通りに終わるんだなあと思っていたので、不意打ちを食らった気分だった。しんみりしたくなかったのに「終わり」を感じずにはいられなかった。さらに、最後の最後でおいしい所を持っていったのはうめ先生。最終話の出番はあそこだけだったが、それだけに強烈だ。
 それにしても、「?でわっしょい」も気に入っているのだが、こうやってあらためて本編中で使われると、やっぱり「ひだまり」の歌と言えば「スケッチスイッチ」だなあ、と思ってしまう。


 1期と同様に、2期も観ていて心地良いアニメだった。
 次は第3期を…と思ってしまうが、今度こそ原作ストックが非常に少ない上に、原作では進級&新一年生コンビ登場と大きな変化が起こっただけに、もし3期をやるとしても当分先だろうし、アニメでも進級させて「次の1年間」に入る事になるのだろう。
 とりあえず、1期のように来年あたりに「特別編」をやって欲しい。実際、DVD第7巻には未放映の「特別編」が収録される予定だが、これはTBSアニメフェスタで観てしまったからなあ。面白かったから、もう一度観るのが楽しみではあるが。
 「ひだまりラジオ×365」は年内いっぱい続くから、今のところはこちらを聴いて「ひだまり」分を補充しよう。