はなバルーンblog

藤子不二雄や、好きな漫画・アニメの話がメイン(ネタバレもあるので要注意)

「東京国際アニメフェア2008」感想(2)

2008-04-03 00:08:09 | アニメイベント
 前回に続いて、「東京国際アニメフェア2008」パブリックデー二日目の感想。

 一日目は会場到着から入場まで2時間以上かかったので、二日目は何時から並ぶべきか、かなり迷ったのだが、一日目と同じ程度の時間は並ぶ事を覚悟しなければならないだろうと考えて、7時30分頃に起きて会場に向かい、8時40分頃に到着した。
 さすがに、一日目のように入場列を延々と一列で伸ばすのは問題だと運営側も認識したらしく、この日はビッグサイト正面入り口前広場に待機列が整理されていた。8時40分の時点で、すでに始発待機組は建物内で列を形成しており、私は広場待機組の一列目に並ぶ事となった。
 結局、10時20分頃に建物内に入り、10時45分頃には会場内へと入場する事が出来た。やはり前日同様に2時間ほど待ったわけだが、それでも目標だった11時までに入場できたので、上出来だ。


 入場後は、11時からの「アニコムラジオ×ひだまりラジオ残りご飯」公開録音のためにANIPLEXブースへと急いだ。
 当然、整理券はなくなっているが、周囲にロープで作られた立ち見スペースには若干の余裕が残っていた。多分、10時台だったから会場内の人数もそれほど多くなく、なんとか余地が残っていたのだろう。あと1時間遅かったら、ダメだった気がする。
 以下、感想を書いておく。



・11:00-12:00「アニコムラジオ×ひだまりラジオ残りご飯」公開録音(ANIPLEXブース)
 出演:藤原啓治、阿澄佳奈

 タイトル通り、「ひだまりラジオ×365」と「アニコムラジオ ~フジワラでいいカナ~」のコラボ企画。
 藤原さんは、「ソレスタルビーイングと戦っていて忙しい」と言う理由で遅刻、アスミス&ANIPLEXのゆま氏で「ひだまりラジオ」が先に進められる事となった。

 まずは、「没になった幻の「ひだまりスケッチ×365」第1話を紙芝居で特別公開!」との触れ込みで、阿澄画伯直筆&声の出演で「2月29日 寝る子はびっくり」なるストーリーが披露された。
 ゆのが10年間寝ている間に宮子が異常に大きくなったり、法律が変わってヒロ&沙英が正式に結婚していたり、校長がやまぶき高校と一体化したロボになって、その目の中に吉野屋先生がいたり、日本の首相が後藤邑子だったりと、全編突っ込みどころだらけで思いっきり笑わせてもらった。
 「幻の第1話」と言うだけあって、アイキャッチやエンドカード(ここだけ、うめ先生の描き下ろし。しかも「【俗・】さよなら絶望先生」エンドカードのパロディ)まで用意してテレビアニメのフォーマットに合わせているのが素晴らしい。どう見てもネタとして用意したとしか思えないが、本当に第1話として放映されたら面白かっただろう。
 なお、紙芝居なので当然アスミス一人でひだまり荘の4人全員を演じていたのだが、ゆの&宮子の二人は結構しっかり演じ分けられていて、いい感じだった。ヒロ&沙英が加わって4人になった場面はさすがに無理があったが。あと、なぜか若本のマネもあったなあ。似てなかったけど。

 このネタ紙芝居の後は、7月開始予定の「ひだまりスケッチ×365」の話題になった。
 ゆま氏は公式サイトの「スタッフ与太日記」で「新しい情報や告知はありません」と言っていたが、原作3巻のあの話やこの話(一応、伏せておきます)もアニメ化されるらしいとか、脇キャラの出番が増えるとか、既にアフレコは半分終わっているとか、制作は順調で開始前に全て出来上がってしまうかも知れないとか、興味深い情報が多かった。
 中でも、「合言葉は「ノーモア・富士山」です」には大笑いさせていただいた。あの「富士山」をこんな形でネタに使うくらいだから、今回は本当に余裕のある状況で作っているのだろう。本当にヤバければ、ネタに使う余裕は無いはずだ。


 そして、30分を過ぎた頃、ようやく藤原さんが登場。
 ラジオを聴いていても感じるのだが、藤原さんの「やる気の無さ」は、いい意味で力が抜けていて、ぶっきらぼうに喋っていても面白い。今回は、ゆま氏を含めた三人での生のやりとりだったので、反応が余計に面白かった。

 特に、「藤原刑事」コーナー冒頭が素晴らしかった。
 藤原「お前、彼女はいるのか」→ゆま「います。彼女と言っても「俺の嫁」ですが」→藤原「?」→阿澄「「○○は俺の嫁」って言うんですよ。ここにも、俺の嫁がいる人はいますか?」→たくさん手が上がり、藤原氏納得…と、この流れで、ゆま氏の嫁は誰かと尋ねられて「ARIAカンパニーのアリシアさんです」とオチが付くのだからたまらない。
 流れから考えて「ひだまりスケッチ」のキャラが来るのかと思いきや、ANIPLEX作品のキャラですらなく、あえてアリシアさんの名前を出すところが己の心に忠実で素晴らしいし、その後なぜか、ゆま氏&会場の聴衆がガッツポーズを決めていたのも印象深い。舞台と観客が一体になって盛り上がって、実に楽しかった。


 公録終了後は、「ニコニコ借金返済プラン」として、二人のサイン入り名刺が100円で売られたので列に並ぼうとしたのだが、残念ながら私の前に15人ほど残して売り切れ。イベント自体は整理券無しの立ち見でも十分楽しめたが、こう言う時は整理券持ちの人がうらやましくなる。
 それはともかく、この日のイベントでは一番楽しみにしていたこの公開録音、期待通りに面白かった。昨年の「超ひだまつり」にも言えるが、「ひだまり」のスタッフ・キャストは遠慮無くネタを仕掛けてくるから油断ならない。だからこそ面白いのだけど。


 さて、東京国際アニメフェアの感想は一日目・二日目それぞれ一つの記事にするつもりだったのだが、今回のエントリが予想以上に長くなってしまったので、二日目午後以降はまた分けて別記事とする。
 そんな訳で、この感想は3回目に続きます