はなバルーンblog

藤子不二雄や、好きな漫画・アニメの話がメイン(ネタバレもあるので要注意)

2008年春のアニメ新番組雑感(1)

2008-04-13 01:01:59 | 東海地区アニメ事情
 4月も3分の1を過ぎて、アニメ新番組も全体の半分以上がスタートした。
 新番組第1話のチェックに時間が取られるのはいつものことだが、それでも昨年の春に比べると放映タイトルが減って落ち着いた感じがする。


 今期は、放映2年目に入る「ゲゲゲの鬼太郎」がOP・ED変更でどうなるかの方が下手な新番組よりも気になっていたくらいで、特に開始が待ち遠しかった新番組は「コードギアス 反逆のルルーシュR2」くらいしかない。後は、一通り録画しておいて、気になった物から順にチェックしている。
 とりあえず、すでに第1話を観た作品の中では、「マクロスFRONTIER」「かのこん」「絶対可憐チルドレン」「コードギアス 反逆のルルーシュR2」「仮面のメイドガイ」「紅」は、引き続き観続けるつもり。

 純粋な新番組ではなく新シリーズに入った作品も多いが、その中で「おねがいマイメロディ きららっ☆」は衝撃的だった。今までのシリーズより時系列で前のエピソードなのでお馴染みの人間キャラが出てこないのも寂しいが、それはマリーランドキャラの活躍と、魅力的な新キャラの登場があれば補える。大きな問題は作画の方で、微妙にキャラデザからずれた顔をした、マリーランドの住民達の不気味な動きを観ていると酔いそうになる。日曜の朝から観るにはキツい作品だ。
 メインスタッフは変わっておらず、マイメロの黒い性格もそのままなので、作品全体の方向性が変わってしまう事が無さそうなのは救いだが、とにかくあの絵は厳しい。3年間も付き合った作品にさよならするのは寂しいのでとりあえず付き合うつもりだが、DVD購入は前シリーズ「すっきり」で打ち切りにする事になりそうだ。


 今後、東海地方で残っている新番組は、以下の通り。


 ・「純情ロマンチカ」(三重テレビ)4/14(月)27:00-27:30
 ・「図書館戦争」(東海テレビ)4/17(木)26:05-26:35
 ・「ゴルゴ13」(テレビ愛知)4/17(木)26:58-27:28
 ・「狂乱家族日記」(東海テレビ)4/17(木)27:35-28:05
 ・「RD 潜脳調査室」(中京テレビ)4/23(水)26:09-26:39
 ・「To LOVEる」(CBC)4/23(木)26:50-27:20
 ・「二十面相の娘」(東海テレビ)4/25(金)27:35-28:05


 関東では既に始まっている作品も多いが、東海地区は1週・2週おくれも多いなので、4月末まで新番組攻勢が続く。月の前半に集中するよりは、この方が観る側としてはありがたい。もちろん、どうしても観たい作品にはあまり遅れて欲しくないのだが。


 そんな訳で、「CLANNAD」も三日前にようやく最終話の「番外編 夏休みの出来事」まで放映終了したのだが、その番組終了時に、CBCとしては久しぶりに後番組「To LOVEる」の予告が流れた。



CBC版「To LOVEる」予告


 ちゃんと放映開始日時もCBCのものになっているが、これはTBSで流れた予告に放映日のテロップを被せてTBSでの日時を隠したらしく、コマ送りで見ると一瞬TBSの日時が見えているし、テロップを消すタイミングが遅れて、続いて流れた提供画面にも一瞬重なってしまっている。



このようにテロップが提供に被った



 CBCがわざわざTBS版の予告に加工したと言う事は、TBSは遅れ局用の素材を用意していないのだろう。予告ナレーションでは日時を言っていなかったので、放映時間だけ外した素材を作れば済む事だし、実際にテレビ東京などはそうしており、テレビ愛知は独自のテロップで放映日時を告知する事が多い。それに、同じTBS系列でもMBS製作の「マクロスFRONTIER」はCBC用の予告が流れていたし、どうもTBSは系列局への配慮という点でやる気がないようだ。よくTBSとCBC・MBSの仲が悪いなどと噂を聞くが、TBSがこんな態度では、噂は本当かと思いたくなる。

 ちなみに、CBCでTBS製作深夜アニメの新番組予告が流れたのは、2006年10月開始の「009-1」以来だ。
 「009-1」の時は、TBSの日時を隠す事をあきらめて、それとは別に「ごらんのチャンネルでは10月13日(金)深夜3時24分よりお送りします」と表示していた。この作品のみならず、CBCでTBSの遅れ放送アニメの枠が継続する時は同じ形式で予告を流していたのだが、2007年に入ってから後番組の放送があっても予告を流さなくなった(厳密には、「ひだまりスケッチ」ではANIPLEXのCM枠内で「おおきく振りかぶって」の予告が流れたが)ので、今回は久々の予告復活で嬉しかった。それで、特に取り上げたという次第。
 新番組予告については以前にも取り上げた事があるが、テレビアニメ放送事情の中では地域格差を感じる部分だと思う。


 あと、東海地区のアニメ放映事情全般に触れておくと、1月に感じた放映局の分散化がそのまま続いており、もはやテレビ愛知がそれほど飛び抜けた存在ではなくなっている感じだ。
 と言っても、新作深夜アニメ放映本数は東海テレビ3本、CBC5本、名古屋テレビ2本、テレビ愛知10本、中京テレビ2本、三重テレビ3本で、まだテレビ愛知のトップは変わらないのだが。

 そんな中、個人的には三重テレビの健闘に注目している。1月から放映中の「フルメタル・パニック!」(地上波では初放映)に加えて、今期はU局アニメ2本+テレ東「ゴルゴ13」の計3本が始まり、初めて三重テレビで同時に4本の深夜アニメが放映される。南関東U局やサンテレビに比べればたいした数ではないが、いままで多くても2本だった三重テレビとしては、大きな進歩だ。
 さらに、「増田こうすけ劇場 ギャグマンガ日和3」を加えれば深夜アニメ5本になるが、これは「ギャグマンガ日和2」再放送とのカップリングで15分枠のミニ番組なので、カウントするのは少々気がひける。ともかく、地元(隣の県だが)独立U局なので、さらにがんばって欲しい。夕方のアニメも、もっと充実するといいのだが、さすがに求めすぎか。


 今回はこれで終わるが、アニメ新番組については4月が終わって一通りチェックしたところで、多分また何か書く事になると思う。だから、このエントリの題には「1」と付けておいた。「2」がいつになるかは、今のところ未定。