はなバルーンblog

藤子不二雄や、好きな漫画・アニメの話がメイン(ネタバレもあるので要注意)

「みなみけ」DVD完結と同人誌

2008-04-29 23:51:19 | マンガ・アニメ
 昨日の夜、実家から名古屋に帰宅した。
 前回のエントリの最後で書いたメール便は、無事にポストに収まっていた。とは言え、少しはみ出していて引っこ抜ける状態だったので、近所に盗んでいくような不心得者がいなくてよかった。


 で、そのメール便の中身は、これ。





 アニメ「みなみけ」(第1期)スタッフによる同人誌「三姉妹日和」。
 監督をはじめとして脚本家・作画監督・演出・原画・制作進行、はては美術監督や撮影監督まで25人以上のスタッフが参加しており、イラストや漫画からショート小説、ボツ絵コンテなど非常に読み応えがある。目次と実際とでページ数が2ページずれているところは同人誌ならではのご愛敬か。
 あくまで非公式な同人誌だが、表紙イラストはキャラデザインの越智信次氏が描いているので、オフィシャルな本と言っても通用しそうだ。太田監督がノリノリでたくさん描いているし。

 水曜日に注文して、木曜には発送されたので金曜日には到着するかと期待していたのだが、結局届かないまま三日間家をあける事となってしまい、実家でダラダラしている間も気になっていたのは前回書いたとおり。


 また、「みなみけ」と言えばDVDも今月で最終4巻まで発売された。
 第1巻は半ば発作的に買ってしまったようなものだったが、そのまま第2巻以降も買い続けて、全巻揃えてしまった。





 少し前まで、全13話で全7巻、さらに付属DVDが別ケースに入って合計14枚分の場所を取る某アニメのDVDを買っていただけに、同じ全13話でも4巻に収まっている「みなみけ」は非常にコンパクトに感じるし、CDや映像特典などのおまけも充実しているのでお買い得感もある。
 特に、第4巻の映像特典で新番組予告・番宣・DVD&CDのCM全バージョンがスポット集として入っていたのは嬉しかった。テレビ愛知では新番組予告がなぜか番宣バージョン1に差しかえられていたので、テレビ東京で流れた新番組予告はDVDで初めて観た。
 映像特典と言えば、保坂小野大輔の「やらないか」発言が聞けるイベント映像(第1巻収録)も必見だ。これはレンタル版にも入っているので、買っていない人にも観ていただきたい。


 それにしても、昨年11月には、秋の新番組雑感として「熱中している作品は、今のところない」と書いたのだが、結果的には「みなみけ」にどっぷりはまってしまった。

 実際、放映を観ていた時は、楽しんではいたが「今期はこれが一番」と思うほどではなかった。放送が終わった後、「おかわり」がひどかったせいもあって録画を何度も観返しているうちに、どんどん中毒のようになり、気が付いたらDVDを買うまでになっていた。
 原作もアニメ第1期も、初見での瞬間的なインパクトはそれほど強くないが、何度も観返せば観返すほど味が出てきて好きな場面、楽しめる部分が増える作品だと思う。
 あと、「おかわり」だが…結局全話観たが、1クールアニメとしてはあり得ないくらいの迷走と原作破壊には別の意味で苦笑せざるを得ない、とだけ言っておこう。正直、今更あまり触れたくない作品だ。

 なお、「みなみけ」もアニメから入って後から原作に手を出したので、全巻を初版で集めるのに少し手間がかかった。1・2・4巻は昨年内に入手できたのだが、小冊子付きの3巻限定版だけは年を越した。
 それでも、無事に全巻初版帯付きで手に入ったのは運がよかった(4・5巻は新刊で購入)。





 そう言えば、「らき☆すた」や「みなみけ」の5巻は連載最新話まで収録されていて、かなり無理をしてアニメ放映中に出した事が伺える。特に「らき☆すた」などは発売日の関係で、実質的に掲載誌より単行本の方が一、二日早く出る本末転倒な状態だったのは、ちょっと笑えた。
 こんな状況だと「単行本で修正」は無理だろうから、出版社にとっては販促になっても、作者にはあまり好ましくない状態なのではないだろうか。


 話がちょっとそれてしまったが、「みなみけ」はDVDも結構売れたようだし、いずれ原作のストックがたまったら第1期のスタッフでぜひ新シリーズを作っていただきたい。その際、「おかわり」で中途半端にアニメ化されてしまった原作も、まともな形であらためてアニメ化されれば、言う事無しだ。