テレビ環境、まだまだ構築中

 この一ヶ月ほどで、テレビ視聴環境が激変した。
 以前に書いたように、2月末に地デジ視聴環境を整備したが、さらにそれに加えてBSも観られるようにしたのだ。

 自宅はCATV対応マンションで、地デジはパススルーで配信されているので、地デジ視聴環境構築にあたっては分配器で地デジ用に配線を分けるだけでよかった。それに対して、BSは有料コースに加入しないと観られないようになっている。それよりは自分でアンテナを付ける方が手っ取り早いし、アンテナ代も5,000円ほどで済んだので、毎月CATVに料金を払うよりもはるかに安く付いた。
 自分で衛星放送用アンテナの取り付けを行うのは初めてだったが、特に問題なく済んだ。アンテナ設置方向の調整に少し手間取ったが、それも10分ほどで終わった。現在は、ちゃんと安定してBSデジタルが受信できている。今まで、たまにBSのみ放送の気になる番組があると、観られなくて残念だったが、これからはそんな事もなくなる。
 地デジの導入成果は画質の向上とサイドカットの回避くらいだが、BSの導入では純粋に観られるチャンネルが増えたので、これから楽しみだ。もっとも、地上波と同じ番組やテレビショッピングなども多いので、地上波を捨ててBSばかり観る、なんて事にはならないだろうが。


 BSはともかく、地デジの導入からは一ヶ月が過ぎた。視聴と録画は問題なく行えるようになったが、悩むのは録画したデータの保存方法だ。現状はHDDドライブにデータを溜めっぱなしだ。外付けの1.5TB HDDを追加したので、しばらくはデータを残しておいても大丈夫なのだが、HDDだけにいつまでも放り込んでおくのもどうかと思う。HDDがクラッシュしたらパーになってしまう。
 BDソフトが出そうにないテレビ版『ドラえもん』くらいはバックアップもとっておきたいのだが、TSファイルのままDVD-Rに焼くと、地デジの30分番組でDVD-R1枚に一回分しか入らない。BDに書き込めるドライブを用意した方がいいのだろう。
 また、録画データの保存形式も問題だ。これまで動画のエンコードなどはほとんどした事がなかったが、調べてみると非常に奥の深い世界のようだ。ぶっちゃけて言うと、かなり面倒くさそうに感じた。それに、いちいち保存する番組全てをいじっていたら時間が足りない。いっその事、割り切ってTSファイルのままで保存した方が楽そうだ。問題はHDDやBD-Rの容量くらいだし。とりあえず、4月からの1クールで様子を見て、今後の方針を考えよう。

 そして、地デジ関係で最後に残る問題は、テレビをどうするか、だ。
 地デジやBSを視聴する環境は整えたが、我が家で使っているテレビは未だに2003年製造のブラウン管テレビだ。当然、デジタル放送の高画質の再現など、望むべくもない。それでも、少なくともアナログ放送を観るよりは綺麗なので、もうこれでいいかも、と考えている。今までだって、それほど高画質にこだわってきたわけではないし。
 その一方で、せっかく地デジを観られるようにしたのだから、テレビも合わせて買い換えたい気持ちもある。アナログ放送の停波まではあと一年以上あるので、テレビについてはもう少し様子を観て、自分で納得できる値段になったら買おうかと思う。地デジ視聴環境自体はすでにあるのだから、もうあせる必要はない。


 このように、テレビの視聴環境整備とその周辺問題には、まだまだやるべき事や決断すべき事が残っている。本当に、面倒くさい。
 そう言えば、CS放送の事を忘れていた。地デジとBSでほとんど用が足りてしまうが、それでもCSでしかやらない番組(再放送の旧作を含む)もあるから、こちらも手放せない。
 テレビ関係は色々と面倒が多いが、選択肢が増えた事は喜ぶべきだろう。昔は、自分の地方でやらない番組は引っ越しでもしなければ観られなかったが、今は全国放送のCS・BSがある。その点では、いい時代だ。
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