月下美人ふたりの黙のほぐれけり
大輪の月下美人に惑ふかな
今年初めての月下美人だ。頭を持ち上げ始めたのは四日前、今朝は下向きに正面を向いて咲いていた。小さく思えたつぼみは、咲き運動を始めてから急に大きくなり見事な花が咲きいた。香りは少なめでしたが、大きな一輪だった。この月下美人は、生前の母と仲良くお付き合いして下さった直ぐ前のおばさん(93歳)が二年ほど前に家内に、この花は私の形見だと思って大切に育ててくれと頂いた。月下美人の花は一夜しか咲かない・・はかない命と聞いているが、夜中にしか咲かなく、朝になったらしぼむため、花を目撃できるのはとてもラッキーなことらしい。名前は、真夜中に美しい花をつけることから。昭和天皇が皇太子時代の1923年に台湾を訪れたとき、「この花の名は?」と質問すると、隣にいた田(でん)台湾総督が「月下の美人です」と答えたことからこの名前が定着したといわれる。とネットにあった。今日は何か良いことがあるかなと、すぐその気になる私である。