はるにわ日記

古民家再生の記録、薪ストーブ、子供との戯れ、大好きなバイクと英国旧車のこと、サッカー、カフェ。徒然なるままに・・・・。

北キッチン

2007年02月28日 00時44分53秒 | 古民家再生
写真は玄関土間から北西向きに北キッチンの候補地を写したものです。
やはり薄暗いですね。しかも寒そうです。

嫁のそもそもの希望は明るく暖かい東向きのキッチン。
この悪条件をいかに克服するか、この案の成否はここにかかっています。

まずは採光。第一候補は透明な瓦。雨漏りの心配が無く施工も簡単(多分)なこと。
出窓と違い、断熱ができないのと吹き抜けにしないといけないこと及び結露が心配となるところです。

が、天井にアクリル版を張るとか、○○○硝子社のガラス瓦は結露水を外に出す機構があるらしくこれを採用するとか、いろいろやり方はあるでしょう。

越屋根からの日差しにも期待できます。

暖かくするためにはまず薪ストーブを置く位置を考えないといけません。
それでもやはり快適さと健康のためにも足元を冷やさないように床暖房は必要ですね。
ただし、流し周りだけです。ぼくが床暖房嫌いなので・・・。

一番難しいのは断熱でしょうね・・・・。隙間風がピューピューだとせっかくの薪ストーブも効果半減です。

このため窓の断熱サッシ化、床下(縁側含む)の気密断熱、天井or屋根断熱が必要となってきます。生半可な工事では効果が出ない気がします。

なかなか大変そうに思えるこの案ですが、最後まで残っているのには訳があるのです。

東キッチン案2

2007年02月27日 00時07分21秒 | 古民家再生
写真は和室から東に向かって東南の部屋を撮ったものです。分かりにくいですが左の方に土壁が見えています。この土壁の裏側は煤で真っ黒けです。

これで十畳。今住んでいるアパートと同じです。土壁を壊すと+2畳、北側を少し増築して+1畳。ふむふむ、本棚とか子供のおもちゃとかビデオのカセットとか、そんなものは北の板間に置いて、必要なものだけ持ってくるようにすれば、LDKとして十分使えそうです。

この案では西半分をほとんどいじらなく済むので気が楽です。
おかねもそれほど必要としません。

寝室の床断熱、北側2室の板間化(余裕があれば断熱)、窓の断熱(北側サッシ化、南側は断熱雨戸?)程度、もともとやるつもりだった最低限の改修です。

東側の検討課題は吹き抜けかロフトか、くらいでしょうか。
うむむ、何もすることがなくなってしまう・・・・。
少しさびしい。


東キッチン案

2007年02月26日 00時44分21秒 | 古民家再生
本日いえに行ってきました。

東側の南増築案、6畳増築は今ある納屋を一部壊すことが前提、4畳増築の場合は納屋を壊さなくてもいけますが、人がやっと通れるくらいの隙間しかない。2畳増築の場合は普通にいけそうでした。

増築しないと今のアパートと変わりません。どこまでやるかは、広さ(狭さ?)の許容範囲がどこまでかによります。

もう一つ問題は、増築した時の家のイメージが湧かないということ。今日も古い集落巡りをして近いイメージの家を何件か見付けたのですが、このご時世ジロジロみるのもはばかられるし・・・。

また、残っている土壁を壊さないといけなくなるのが(北側も半畳分増築した場合さらにもっと)、精神的につらいところです。

和室側の寝室も寒い。これは一部屋だけならなんとか集中的に断熱することが出来るかもしれないし、あとは我慢ガマンですね。

しかしこの案の良い所は、まずキッチンが明るくて暖かい点。
これは一番重要なところだと考えています。

それと水周りを東の増築部分に集約できること。
言い換えれば増築部分以外はほとんど手を入れずにすむということです。

和室には古いタンスを置いて、囲炉裏でもきって、昔の雰囲気をそのままにしておけます。客人をゆったりもてなしたりすることもできますね。

嫁の意見は、南側の増築はせず北側だけ少し増築するということでしたので、RDKは12畳+1畳で13畳となり、今のアパートよりは3畳ほど広くなります。

ぼくの理想としてはこちらなのですが、やはり無駄の多い(使えない)家になる可能性は高いです。クルマが2台あったら1台は2人乗りのオープンカーといった感じです。
クルマのみならず家までこれはちょっと・・・・。

限定2案

2007年02月25日 01時20分49秒 | 古民家再生
いま残っている案、2案あります。やっとここまで絞りました。

まず、裏山を削るのはやめました。北側増築のためには必要になりますが、登り道が一本橋のようになるのと、裏山の納屋の前のスペースが無くなってしまうことからやはりパスです。

次に玄関土間北の板間に風呂洗面トイレを持ってくる案は、玄関からの風が抜けなくなること、どうしても田の字の和室かキッチン側にトイレがはみ出すのが気持ち悪いことから、これもパス。

ほとんどこじつけですが、これくらいしないと絞れないのです。
こう書きながらも、「あ、こんなのもあったけどこれいいかも・・・」なんて、逡巡の迷路に迷い込むのです。

結局残ったのは、南増築案と、北側西中キッチン案(秘蔵案)です。
やはりどちらも一長一短あり、悩ましい限り。

明日(今日?)日曜日に現地でまた頭を抱える予定です・・・。

ロフト?

2007年02月24日 02時16分13秒 | 古民家再生
今度は東側を見て撮った写真です。
ここにも柴が・・・・。
なんか板で補強してありますね。

実は増築前の家の外壁なのですが、増築によってこの向こうも屋内になっています。
土壁が残ったままになっているんですね~。

なんとかこのままにしておきたいのですが、この辺りの屋根は増築するのにいろいろ手を加えるようなので、壊されてしまいそうな気がします。

梁は昔は外部に面していた部分なのでけっこう痛みが激しく、こちらも外されてしまうかなぁ。
この梁を支えていた柱は、昔増築した時にぶった切られてしまい、その分の補強が入っているようです。昔写真を掲載した鉄骨もこの部分を支えています。

できれば東南の角は吹き抜けにしたいのですが、先ほどの壁がどうなる?
吹き抜けにすると冬の夜寒いので、例の如く屋根裏と部屋とを仕切らねばならないのですが、この壁をうまくつかえないだろうかなぁ。

そして北東の角にロフトでもどうでしょう?
ロフトって感じでもないか・・・、要は物置です。
子供が階段大好きなので、一つくらいつくってあげないと。
箱階段かな、昔の古いの。骨董品屋で見るとべらぼうに高いけどねぇ。

あぁ楽しい。細かいこと考えるのは楽しいのですが、早く間取りを決めないと・・・。
こちらはけっこうプレッシャーになってきたぞ?!

窓はどうする?

2007年02月23日 01時11分08秒 | 古民家再生
また屋根裏の写真です。これしか在庫がありませんので、ご了承下さい。
西に向かって撮ったものですが、見ての通り隙間だらけです。
西端の梁と壁は状態が非常に悪くて、全とっかえでしょう。

間取りも悩ましいのですが、同じくらい頭を抱えているのが窓。
南側はほとんど開口部だらけで、今はガラスのはまった昔の木の建具がはまっています。
現在はこの建具を全部残す計画です。←嫁も合意済み。一モンチャクありましたが、これについては後日。

問題となるのは、防犯、通風、採光、断熱。これが夏と冬で状況は変わります。
木の建具だけではとてもこれらを満足できませんので、雨戸をつけることを考えていますが、これでも全てを満足する仕様を考えるのは至難の業です。

まず夏。断熱は必要無し(クーラーの使用は考えていません)。ただし在宅中の侵入が多くなっていることを考慮して防犯と通風は両立しないといけません。そしてなおかつ採光を満足するもの・・・・、それは格子。見た目もかっこいいしね。

次に冬。これが難しい。昼は太陽光をとり込みたいけど、夜は断熱が必要になります。通風は不要。普通の断熱サッシでOKなのですが・・・・。

防犯 通風 採光 断熱
夏・昼/夜 ○ ○ - -
冬・昼 ○ - ○ ○
冬・夜 ○ - - ○

考えていたのは、夏用と冬用の雨戸を換えること。
夏は格子、冬は断熱ガラスと季節によって雨戸をかえられればいいのですが。

格子はやっぱり木がいい、これが断熱サッシと両立するのかどうか。
また古い木製建具の外側にサッシの取付けが可能かどうか。
あとは木の格子雨戸を作らないといけなくて、かつもう一種類サッシを買い揃える余裕があるかどうか。

このあたりが今後検討すべきところでしょう。

屋根裏有効利用

2007年02月22日 01時07分01秒 | 古民家再生
写真は屋根裏です。南向きに撮りました。ここにも柴が載っています。
屋根の勾配がけっこうきついので、そこそこのスペースがあります。

先日アマチンが「2階に寝室作ったら?」と言っていましたが、確かにちょっとした部屋くらいできそうです。嫁が高いところ嫌いなのでそれは無理ですが、自分の書斎でもつくるか・・・?

屋根を高くする工事はそう難しくないようなので、少し持ち上げて屋根で断熱すれば、立派な部屋になるかもしれません。

越屋根の屋根をそのまま長く延長すれば屋根が高くなります、が、そもそも越屋根にしようと思ったのは通風のため。それをあきらめるか?!

うむむ、それは出来ません。越し屋根はぼくの家の命、パッシブな家を作るためには必要不可欠なのです。

そうです、いろいろ考えているとどんどん違う方向へ走って行ってしまうので、たまに立ち止まって考えてみないといけません。

初心忘るるべからず、です。

間取り、考えないと・・・・。

こそあど言葉

2007年02月21日 01時10分28秒 | 古民家再生
歳をとると「こそあど言葉」が多くなります。
「それって昨日のあれ?」とか「あのあれってどれ?」とか。

最近特に多いのですが、先日の嫁の話。

「やっぱりキッチンはここかな」というので「ここってどこ?」と聞くと「ここやん」というので「だからここってどこ?」と聞くと「こーこーっ!!」と怒って指差した先は・・・・・・・、なんと白紙。

「????」

どうやら嫁には紙の上に家の間取りがはっきりと見えていたらしいのです。
でも、悲しいかな、白紙は白紙。
普通の人の目には永遠に見えない間取りだったのです。

常人の想像を遥かに超えた究極の「こそあど」と言えるでしょう。



ゾウチク

2007年02月20日 00時58分42秒 | 古民家再生
昨日は寒気がしたので早々に寝てしまい、更新できず失礼致しました。
おまけに写真を撮れなかったので、今週目新しい写真はありません・・・。

本日の写真は屋根裏の状況です。大量の柴が乗っていて処分に困ります。
昨年の芋煮に少し使用しましたが、使うのも最初だけなので全然減りません。
できればどっかに残しておきたいのですが、物置も廃材で一杯(整理してないので)になりつつあります。裏山の納屋にはとても入りきりません。
どうしたものかなぁ・・・。

さて、東側のゾウチク案、壁の南半分を1畳分(180cm)伸ばすことを思いついて「これだ!!」とホクホクしていたのですが、実際にイエを見に行くと・・・・・・。

隣地までの距離が一番短いところでは2mちょっとしかない!!
これでは無理です、人が通れませんし、屋根が隣の家にはみ出してしまう。
では半分の半畳分(90cm)増築するか、というとそこまでして増築するメリットも無さそうですし。

う~ん、やっぱり悩ましい。まだまだ続くぞ、この状況は!!


新案!?

2007年02月18日 00時42分24秒 | 古民家再生
写真の在庫が切れました。また撮りに行かないと。
本日行くつもりだったのですが、いろいろ用事がありまして。

お宝の写真もいつかは品切れになるでしょうし、早く工事を開始しないとネタが切れる?・・・ことはまずないとは思いますが(困ったらクルマの話題に・・・)、やはり写真がないと寂しいですもんね。

さて、本日設計士アマチンから新たな案が送られてきました。
先日の要望を全て満たす形の案で、うむむ確かにそうです。

玄関土間北の板間を残し、北東の角に風呂・洗面を固め、東南の部屋はダイニングキッチン。
しかも薪ストーブの位置が玄関土間の北東の角に移動していて、背面に蓄熱材!!
これなら全方向温かく、しかも蓄熱しているので消してもしばらくは温かい。
さらにこの位置ならクルマを乗り入れてもジャマにならない(そんなことを考えていたのかよ!!←自分ツッコミ)

でも、でも・・・・、居間の広さを書くのを忘れていた!!
このダイニングキッチンの大きさは現在の社宅と同じ大きさ。
ということは、6畳間にちゃぶ台とテレビとステレオと、今と変わらない生活を送るということになる・・・・・。

いやだーーー、せっかく家を買ったのに、せめて少しだけでも広くしたい!!

えっ、ちょ、ちょっとまてよ!? アマチンのファックスに「ところで居間はどこなんでしょうか?」との記載が・・・・。思わず大笑いしてしまいました。

おちゃめなアマチン。愛すべき人物です。

アマチンの案を眺めていたら、またムラムラと増築案が!?
今度は東側か!!


いそげ!!

2007年02月16日 12時35分29秒 | 古民家再生
もう2月も中旬になってしまいました。

大工さん他職人さんは、暖かくなると仕事が多くなるので今のうちに屋根の吹き替えだけでもやっておきたいそうなんですが・・・・・・。
屋根は人をかけて一気にやってしまうらしく、これからは人の集まりが悪くなるようなのです。

でも屋根をやる前には、屋根の梁などの部材を刻んでもらわないといけません。
そのためにも間取りがすぐに必要なのです。

あぁ、胃が痛い。
このまま一年くらい放置できないでしょうか。

設計士のアマチンからは、この半壊し状態で梅雨と台風の時期を乗り切ることができるか不安視されています。

早く南側増築案の見積がでないかなぁ・・・。
金額的に折り合えば、即GO!!なのですが、でも高いんだろうなぁ。

越屋根はあきらめないといけないかな。

ゴミ→お宝

2007年02月15日 23時55分25秒 | 古民家再生
お宝ではありません。ゴミです。でもお宝になりました。

銅で出来たシャンデリアです。なかなか良い造りで、嫁の友人にあげる約束だったのですが、大工さんが外した時に4つあるガラスのうち1つが割れてしまって使用不可となってしまいました。

「なんかもったいないなぁ」と思ったが嫁の「またガラクタばっかり残して!!」という声が頭の中で聞こえたので、何かに使えそうなガラスの飾り類を外し、あとは捨てようとしていると「これ何かに使えないかな」と嫁の声。

ガーン!!そうなの?
「そうだ、これ外してコートをかけるフックにするとか?」とうれしそうな嫁・・・。
そういうことならいくらでも考えるぞ。

とりあえず残すことにしました。バラさなければよかったな。

ゴミがお宝に変わった瞬間でした。


条件

2007年02月15日 00時49分59秒 | 古民家再生
これまた何でしょう?
火鉢のようなものと、お皿。火鉢だらけですね、一体何個あるのか数えてみたい。
これを全部並べたらあの寒い和室も暖かくなるでしょうか・・・・。

設計士のアマチンから、希望・要望や必要条件を箇条書きにして欲しい、との依頼がありました。
嫁と一緒に書き出して行ったのですが、あれだけ悩んでいたのに実際に一つづつ挙げていくと意外と少ない。
しかもその中で「必須」となっている事項はほんの少し。
(嫁は多かったけど・・・)。

出した要望事項に順位をつけていき、絶対ゆずれないところとそうでないところに分類しました。
ちなみに必須は、通風/結露、断熱、お金、防犯、他です。
あまりにも漠然としすぎていて、参考にならないかもしれません。

でも整理してみて初めて分かったこと。
これまであれほど固執してきたところ、冷静に考えると必須ではないのもたくさんあったんですねぇ。

少し方向を変えた方が良いかも。





新しい案3

2007年02月14日 00時58分32秒 | 古民家再生
裏山に放置されていた火鉢?瓶?
なんでこんなところに?
謎は深まるばかり・・・・。

何に使えるかというと、まず思い浮かぶのはメダカの水槽としての活用。
水草なんかをたくさん入れて、どんどん増やすか。
でも金魚はウチではなかなか育たず、過去に幾度も苦い想い出が・・・・。

さて3日前から引き伸ばしていた新たな案です。
北の増築がだめなら南じゃあ!! というわけで、東南の角の部屋を南に6畳分増築するのはどうだ。

北東の角に風呂トイレを固め、居間、キッチンと南へ伸ばします。
水周りの手を加えるところはすべて増築部分でまかなえ、オリジナルの部分はほとんど手付かずで行けます。

配置図を見ると、母屋から南の物置まで2.7m、まさにピッタシです・・・・・。

ここで喜ぶ事勿れ、作業するスペースが確保できなければどうなる?
果たして隙間が無いところで作業が出来るものなのか?

そこで、物置の西の一角、以前風呂があったところをバラしてしまえばOK?
とりあえず、屋根はそのままで壁だけ抜くとか。

ただ今大工さんに見積もり依頼中です。
これが裏山崩したり、北側を増築する費用と比較してどうかですね。
なんとかなる金額なら、これで決めそうです。

でも増築ってお金かかるんですよねぇ・・・・。

新たなる案2

2007年02月12日 23時54分17秒 | 古民家再生
本日のお宝は扇子と彫刻刀。
とても高級な感じはありません。
彫刻刀は小学生が図画工作の時間(今でもあるのか?)使うくらいのものだと思います。

さて、大工さんのところに行って判明した問題とは、ご想像の通りオカネの話。
裏山を削ると、一声30万円、削る量が多ければ50万円!!

あぁ、何も生み出さないこの作業で、最低でも越し屋根をつくる費用と同じ額が飛んで行く!!

ところが、さらにその越し屋根の見積り額は思っていた半分の長さであったことが判明!!ショーック!!

さらにさらに、北側を増築するために屋根を高くすると、それに20万円かかるそう!!

もっと安くしようと仕様を考えているのに、増加する方向にしかなりません。
まぁ、家作りなんてこんなものかもしれません。

「あぁあ~」と思いながら、初心案をボツにすべきかどうか悩みながら帰途につきました。山とフトコロを削って初心を貫き通すか・・・・。

秘蔵案は、こちらはこちらで床の断熱、サッシ等お金がかかることは目に見えています。
それがもともと計画していた増築をやめるのとどこまで相殺できるかですね。

ちょっと引っ張りすぎましたが、明日は新たなる案の登場です。