はるにわ日記

古民家再生の記録、薪ストーブ、子供との戯れ、大好きなバイクと英国旧車のこと、サッカー、カフェ。徒然なるままに・・・・。

「鹿」に激突!! TZRがぁーーー!! 6 シカの毛

2018年08月31日 23時53分54秒 | TZR250SPR(3XVC)

ホイールに傷があります。。。

どうやったらこんな風になるんかな・・・と、考えていたら、妙なものが目に入りました。

「ん? なんだこりゃ?」

「こ、、、これは・・・

紛れもない、シカの毛ですね。。。

これこそ、どうやったらこんな隙間に挟まるのか

心静かにして、当たった瞬間のことを想像してみると・・・

右から飛び出してきた鹿にタイヤが当たり、押し付けられてタイヤがひしゃげます。

タイヤが左に振られて、ホイールとタイヤの間に隙間ができて中に毛が入り、タイヤが鹿から離れて圧から解放されると、隙間が元に戻り毛が挟まる、と。

外して捨ててしまおうかとも思ったのですが、記念に残しておくことにしました~


「鹿」に激突!! TZRがぁーーー!! 5

2018年08月28日 01時25分53秒 | TZR250SPR(3XVC)

TZRをバイク屋に引き取りに行ってきました。

スムーズにエンジン始動。

乗った感じも、特に変な感じはなく、若干ハンドルが曲がってる気はしますが、いつも乗ってるときと特に何の変わりもない。
このまま走りに行ってしまいそうになりました

 

こっちから見ると、普段のTZRなのに。。。

こちらから見ると、痛々しい傷跡が・・・

 

やはり一番目に付くのがサイドカウルの傷。

斜め45度の傷と、垂直の傷の2種類ありますね。

おそらく斜め45°で倒れ、勢い余って「R」の文字の根元の傷まで傾いたところで、そこを中心に45°回転し、真横になって滑っていったのでしょう。

滑って行ったときの支点は、このカウルの一番削れた部分と、ミラー、

あとは、バイクと地面の間に挟まったボクの足。

 

右側から走り出てきた鹿の腰にぶつかってタイヤを左に振られ、足払いを食ったような形で進行方向に向かって倒れました。

通常、砂に乗って滑ったり、スピードの出し過ぎでスリップした時は、進行方向に向かって手前に倒れます。

この時、膝や腰から始まり、徐々に上に向かって肩、頭と接地するので上半身へのダメージは比較的穏やか。

「あ、転倒する」

と思う時間もあるので、ある程度受け身も取れます。

当然バイクへのダメージも同じで、ゴロ~ンと転がる間に、ステップは折りたたまれ、滑っていきます。

足は、地面との摩擦で急激に速度を落としますが、バイクは手を離せばそのままのスピードで飛んでいくので、バイクの下敷きになっている時間はほんの少しだけです。

かくして、自分の膝と腰はズル剥けになり、バイクが滑っていくのを

「あぁ~やっちまった~ バイク止まれー!!」
と思いながら、転がっていくのが常でした。。。

若いころは、日常茶飯事のように転がってましたね。
カウルのないVTZ250は、転倒してもダメージはほとんどない

 

今回はこけ方が悪かった。。。

進行方向に向かって倒れているので、走っているスピードがそのままONされてます。

おそらく転んだというよりも、吹っ飛んだ、といった方が近かったのだと思います。

ステップは通常と違う角度から力が加わっていて、折れ曲がることが出来ず、衝撃に耐えきれずに折れました。

ステップをフレームに取り付けている金具は、ごっついアルミの削りだし部品ですが、これがひん曲がって内側に倒れています。

ウィンカーもめり込んでいます。

アッパーカウルのダメージは、あと顔に少しのヒビと。。。

ミラーの付け根が折れてるところ。

ウィンカーの穴部分を補修すれば、十分使えそうです。

自慢のシルバーのサイレンサーにも傷が。。。

リアのサイドのキズは、ご愛敬程度ですね。

アッパーカウルの反対側にも歪みが。

ステーがひん曲がっているので、こっち側にも被害が及んでいます。

幸い折れてはいなかったので、これ以上変形が固定化しないように、ステーから外してリリースしておきました。

 

当分乗れないので、きれいに洗ってガレージへ。

復活の日はいつになることやら・・・

 

気の長い話ですが、昨年エンジンをオーバーホールしているし、つい前の週にフロントのブレーキをオーバーホール、ディスクを交換、マスターシリンダーも新品に交換したばかり。
こないだリアのディスクも純正の新品に交換してるのに。。。


運が悪かったじゃあ済みませんよ、これは・・・

絶対直してやる。
待ってろよ~ TZR!!


「鹿」に激突!! TZRがぁーーー!! 4

2018年08月26日 01時54分19秒 | TZR250SPR(3XVC)

傷の方はだいぶ治ってきました。

外傷は、肩と肘と腰と膝と足首、要は右半身の出っ張ったところ全て。

骨に異常はないのですが、肩は上がらないし、腰は階段を登ったり走ったりすると痛い。

毎日痛い部位が変わったりします。

後遺症みたいなの(気圧が低くなると痛んだり、可動域が狭くなったり)は残るかもしれませんが、生活に支障が出ることは無さそうです。

 

それよりも。。。バイクですね

TZR250SPR

ボクが乗ってたバイクの名前です。

 

TZRの最終型で、2stレーサーレプリカなんて時代遅れで恥ずかしくて誰も見向きもしなかった1990年代後半に細々と製造されていました

当時ボクは同じ型の黒いTZR250Rを事故で失って、KDX125で過ごしていました。

でもやはり高速に乗れないのは辛いし、気に入っていたので同じTZRを買うことにしたのですが。。。

なあんと、安いグレードは製造中止になって最高グレードのしかなく、75万円もするじゃあありませんか!!

これがそのSPRです。

今でこそ皆さん200万円のバイクに乗ったりされていますが、当時は400ccのバイクでも60万円くらい、250ccだと50万円台が普通。
黒いTZR250Rは、1年型落ちの展示車だったので、45万円で買ったのに!!

乾式クラッチとかトリプルypvsとか付いてなくても良かった、それよりも安い方がいい。

 

「軽自動車も買えるほどの値段のバイクなんか買えるか!!」

とも思ったのですが。。。

 

その時はもうバイクのレースの最高峰がGP500じゃなかったかもしれません。

が、TZRといえば、世界4大メーカーであるヤマハがレースで培った技術の粋をつぎ込んで作ったバイクです。

それも最高グレードともなれば、そりゃあ世界で自慢できるバイクのはず。

クルマで言うと、フェラーリやマクラーレンがF1に保安部品を付けて公道を走れるようにしたようなものです。
一体いくらするのか。。。

 

それが、バイクじゃあ75万円ですと??

「安い!!」

いや、ホントにそう思って買ったんですよ~
なので、このバイクはどんなバイクにも負けない気がした

1000ccのバイクに加速の伸びで置いてかれようと、高速道路の直線でぶっちぎられようと、山に入れば絶対にこっちのが速い(ウデがあれば、ですが・・・)。

軽さは全てに勝るのです。

 

そのSPRですが、ついこないだまでオークションで70万円くらいで出てたのに、今ネットで見たら、なんと160万円になってました!!
ひぃえぇぇぇぇ~

買い直そうかなぁ、なんてちょっと思って覗いてみたのですが、とんでもない値段に!!
夢のまた夢になってしまいました

 

まぁ別にSPRが欲しくて買った訳でもないし、「安いグレードの規制前の45psのでもいいんだけどな」

「ひぃえぇぇぇぇぇぇぇぇぇ~

40万円台のもありますが、相場は60万円前後、程度がいいのは70万円以上になってました。。。

ちょっと前までヤフオクで25万円くらいで、多少は上がってるだろうとは思っていましたが、これは想定外。

皆さん、やっとコイツの良さに気付いたか。。。と誇らしげに思うと同時に、、、、失ったものの大きさを知る

 

仕事中でも、家にいるときも、通勤の途中も、ふと最近行ったツーリングのことを思い出すことがあります。

「今度キャンプに行くときは、、、」

なんて考えることも。

そんなとき、昔はちょっと心がワクワクしたもので、そのちょっとしたワクワクがキツイ仕事に堪える活力の源になっていたのです。

今は、考えるとホントに辛くなります。

クラッシュした時の映像が目の前に浮かんできて消えない。

ワールドカップで負けたベルギー戦で逆転された最後のカウンター、その時の場面が頭から離れずノイローゼになりそう、とセンターバックの昌子選手が言ってました。
今、その気持ちがよく分かります

バイクに乗るのが怖い訳ではないのですが、どっかにツーリングに行くこととか、キャンプに行くことを、想像すると昔のことを思い出して辛くなります。

しばらくは乗らないかもなぁ。。。KDXも。

でも、もしかしたら無理にでも出かけて、どんどん記憶の上書をした方がいいのかもしれませんね~


「鹿」に激突!! TZRがぁーーー!! 3

2018年08月20日 23時36分00秒 | TZR250SPR(3XVC)

バイク屋の帰りにホームセンターに寄りました。

KDXのカバーが破れてきたからなのですが、ついTZR用に2stオイルを買いそうになり、寂しい気持ちになりました(実はKDXにも使ってるんですけどね)。

時間が経つにつれ、失ったものの大きさがじわじわと染み広がってきます。

 

今日も病院に肩のレントゲンを撮りに行ったら、治療中に看護師さんが「鹿の人の・・・」と言ってるのが聞こえてきたりして、

「すみませんねぇ。。。(奥の方を向いて)こらっ、鹿の人じゃなくて名前で呼びなさい!!」

「いえいえ、珍しいですもんねぇ」

なんて会話をしたり。
会社のバイク乗り達にメールで報告したりして、ひとしきり盛り上がったりしているのですが・・・

話すたびに思い出しては、笑いながら心の底でやるせない気持ちが広がります。

 

今まで当たり前のようにそばにあったものが、もうない。

ツーリングに行こうと思っても、昔のように荷物を積むことも、エンジンがかからず押しがけすることも、オイルを補充することも、もう無いかもしれません。

 

自分がなんともなかったんだから、バイクだけで済んでラッキーと思わないと。

確かにそう。
そうなんですが・・・

 

転倒した当日は、自分のせいじゃないから、不可抗力だったんだから、と思うことで、状況を自分の中で落ち着かせることが出来たのです。
単純に運が悪かったと。仕方ないんだと。。。

 

ところが今は。。。

自分は何も悪いことして無いし、ミスもしてない。

なのになぜこんな目に? 

なぜTZRを失わねばならなかったのか?
その理由を考えても答えが無いのはわかっちゃいますが、考えずにはいられない

自分に落ち度は無かっただけに、後悔も反省すらもできない辛さというか。

自分を責めることも出来ず。
とにかくやりきれない。。。

 

そして、あのとき行先を変えていれば、引き返していれば、カレーうどんが売り切れじゃなかったら、沈下橋なんか見に行かなければ、、、と、いろんなことを考えてしまいます。

 

これよりもつらい体験をしてる方は、今この瞬間にも沢山いらっしゃるのだと思いますが、それでもつらいものはつらい。
これに家族からいろいろと反対されたのがじわっと効いて、かなり沈んだ状態に・・・

 

うむむ、、、何か前向きに・・・何か・・・

 

あれ以上にワクワクするようなバイクが見つかればいい。

軽くて、速くて、カッコ良くて、音がレーシーで。。。
無い・・・

あっても高い(どうしても2stになってしまう)。

 

とりあえず、高速に乗れるバイクが必要です。

まずは、これを安価に手に入れることにしましょう。
小遣いの範囲なら、おそらく文句も言われないだろうし...

よし、さっそく明日会社に行ったら知り合いに展開して情報を募らねば。。。


「鹿」に激突!! TZRがぁーーー!! 2

2018年08月19日 21時08分32秒 | TZR250SPR(3XVC)

バイク屋に行ってきました。

やはりフロント周りは駄目ですね

ハンドルを真っ直ぐにしてもタイヤが左を向いています。

ということは、フレームもおそらくダメでしょう。

外装はいいとして、ステップ周りも昔乗ってた黒いヤツのがそのまま流用できると思います。

問題のラジエターですが。。。

ヤフオクで検索して見ていたら、最初からキャップはいがんで付いてたのでは、という気がしてきました。

黒いヤツのを見てみたところ・・・

やはり、いがんで付いてますね。

カウルと干渉してるように見えたのは、よくよく調べると、カウル側のステーが曲がって、カウルが内側に寄っていることが一要因でした。。。

もしかしたらやっぱり。。。ということも有り得ますが、ここよりはミラーやウィンカーが先に接地してると思いますので、衝撃もさほどではなかったろうということで、ラジエターはとりあえずセーフということにしておきます。

 

治るか治らないかは、パーツ次第で、今手元にそれが無い以上、バイク屋に置いておいても意味がない。。。

肩が上がるようになったら、引き取りに来ることにして、しばらく置かしてもらうことにしました。

 

さて、パーツが出てくるかどうかですが

一度オークションで見たことがありますが、この10年間くらいで、それも良品かどうかは・・・

ぶつかると、フロント周りとフレームがまず最初にやられるので、他のパーツに比べると極端に品数は少ないのです。

エンジンをオシャカにしてしまったケースくらいでしょうが、今SPRを持ってる人たちは、その価値が分かってる人たちなので、オシャカにするような乗り方は絶対にしないですよね。。。

現実問題としては、難しい。。。のでしょう 

 

治らなかったら新しいバイク(TZRのSPRが売りに出てたら、の話ですが)を買う、という件については、ヨメに渋い顔をされてしまいました

確かに安くはないと思いますが、今どきの高性能バイクを新車で買うことに比べたら、半額くらいなんですけどね。。。
ということは、やはり無理矢理でも治すしかない

SPR用ではなく、普通のTZRのフレームや足回りが使えるなら、それでもいいかな。。。
でもな~
サイボーグみたいになるのもイヤです、が、背に腹は代えられないか・・・

ちなみに、バイク屋の兄ちゃん曰く、普通なら廃車になるケースだそうです。

治すくらいなら同じのを買った方がいい。

そりゃそうですよね。。。

 

でも、新車時から乗ってると、ちょっと違うんです

もう20年以上どこに行くのも一緒。

これに勝るようなバイクが無い以上、特に他のが欲しいと思ったことも無く、手離すことなんて考えたことも無い。

最後まで一緒にいることが約束された最高の相棒なんです。

デジカメや携帯電話が普及する遥か昔から、全国津々浦々を一緒に走ってきました。

安全運転講習で転倒して刻まれた立ちごけ傷や、タンクバッグからの保護のために貼ったガムテープを剥がす時に出来たタンクのクリアの剥がれは、後悔の産物ですが、これらも一緒に歩んできた証です
これからもずっと一緒にいるはずでした・・・

 

なので、同じ型のを持ってきても、多分今までと全然違いますね。

顔かたちは同じでも、それは「別人」です。

 

じゃあ、その人を同定するための部位はどこか?

エンジンか、フレームか?

エンジンを載せ換えたら別人になるのか、フレームを替えたら別人か?
うむむ、、、そう言われると困ってしまうのですが・・・

 

ただ、20年くらい使ったお気に入りのリュックと同型のを見つけて買ったことがあるのですが。。。

依然として昔のも使い続けている(やはりこちらのがカワイイというか・・・)現実があるので、同型の購入は少し考えてしまいます

買って、パーツを移植するかですね。
・・・いや、家族のOKが得られない以上はどちらにしても買えないんでした。。。

 


「鹿」に激突!! TZRがぁーーー!!

2018年08月19日 11時42分31秒 | TZR250SPR(3XVC)

やってしまいました。。。

まさかこんなことになるとは

特に無茶をしたわけでも、何かミスしたわけでもないのですが、これはもうホントに巡りあわせというか、そういうことだったんだろうとあきらめるしかないのでしょう。

途中何回か分岐点のようなものはありましたが、それぞれの選択の結果です。

ただもしかしたら、別の選択によってもっとひどい事故に遭っていた可能性もあるので、失敗だったかどうかは神のみが知っています。

 

この日、天気が良いことは前日からわかっていたので、朝から出掛けました。

なんとなく東に向かいたい気もあったのですが、多分暑いだろうから、涼しい山の中に行こうと北に向かいます。

実際は、とても涼しくて、もう一枚持ってきた方が良かったかなぁ、、、と思うような、爽やかなツーリング日和。
最高の一日・・・・になるはずでした

 

ルートは、九頭竜湖の脇を通って、その北の方にあるキャンプ場がどんなとこなのか下見に行き、大野市に出て帰るというもの。

 

九頭竜ダムで休憩。デカイ1000ccのバイクが2台来ていました。

今のバイクに乗ってる若い人には、TZRなんて昔のバイク知らないか、興味が無いんだろうなぁ、と思いつつ出発。

 

九頭竜の道の駅で11時20分。

昼飯にはちょっと早いのですが、いつも昼飯を食べ損ねるし、迷った末メニューのカレーうどんが食べたくなったので、ここで食べていくことにしました。
のですが、なんとカレーうどんが売り切れ!!

うむむ、、、すっかりカレーうどんの頭になってしまっていたので、「もういい!!」と、たべずに出発。

 

目的の小池公園キャンプ場に向かうに、勝山駅の辺りで右折し、山道に入ります。

山道と言っても、川沿いの一本道は、それほど狭くもなく、のんびりと走るにはいい道です。

おっ、沈下橋がありました

引き返して行って見ると、すぐにダートになりましたが、距離的に大したことが無いは分かってるので、そのまま強行突破。

川の上は通り過ぎる風も涼しくて気持ちいい。

せせらぎの音も心を静かにしてくれます。

「上高地に行ってきました」と言ってもばれんやろなぁ(バレるバレる)と思いながら、写真を一枚。
これが元気なTZRの最後の写真となるとも知らず。。。

 

また川沿いの道に戻り、テコテコと距離を重ねます。

そしてついにその瞬間がやってきました

 

視界にいきなり鹿が!!

(ダジャレではありませんぞ)

ブレーキをする暇も無かったと思います。

そのあとで覚えているのは、鹿の腰のあたりの映像。

「ドガッ!!」

 

・・・気が付くと、倒れていました。。。

「やっちまった。。。」
転倒した状況は理解できますが、なんでこんなことになってるのか・・・

「あ、、、鹿か・・・」

一瞬ののちに、記憶がよみがえってきました。

「いや、ホントに鹿やったんか??」

「うん、確かに鹿やった。」

「マジか・・・

 

急いでバイクを起こそうとしますが、いつもと違ってフラフラで力が入らない

意識も少し朦朧としています。

「これは相当ヤバいぞ」

というのは、自分でも分かりました。

 

転倒した写真を撮る余裕もない。

というか、バイク乗りの心情として、転倒したバイクをそのままにして写真を撮るという行為は、かなり勇気というか、強い意思が要るものなのです

今回はバイクの状態がかなりヒドイだろうというのはなんとなくわかってましたので、そんな余裕もなく、そのまま起こしました。

認めたくはないが、目の前の現実を受け入れるしかない。

「俺のTZRが、なんでこんな・・・くそ!!」

やっちまったのは確かですが、自分の落ち度は無かったと思うと、TZRに対する罪悪感はかなり軽減されました。

ある意味、もうどうしようもなかったし、仕方がないとあきらめがついたのです。

そのときはそれで良かったのですが・・・・

 

鹿の姿はもうどこにもない。

まぁ、居たところで損害を請求する訳にもいかないし、逆にその辺りで倒れておられたら助けない訳にいかないのでそれは良し。

タイヤに付着した鹿の毛を見つけました。

「やっぱり夢やなかったんや。。。」

 

通常では転倒なんかすることのない、直線道路です。

スピードはそんなに出ていなかったので、滑った距離は大したことないですね。

茶色い痕跡は、おそらくバイクと地面に挟まった靴の色です。

削れてます・・・

手前がステップとブレーキレバーと靴、左がハンドルの先っちょとブレーキレバーでしょうか。。。

けっこう深く掘れていて、こちらでも衝撃の大きさが分かります。

 

鹿がどうだったか知ろうと思って道路脇を見たら、なにやら掘れた跡が

この辺りで踏ん張ったのでしょうか・・・

今写真を見ていて気付いたのですが、ヨモギの葉っぱが裏側を見せています。

鹿はこの辺りで一度倒れたのかもしれません。

 

気になるTZRの状況ですが・・・

こう見ると、たいしたことないように見えますが。。。

ステップが折れていて、衝撃の大きさを物語っています。
(通常はステップは折りたたまれるので折れません)

カウルもバリバリ。

カウルの割れは仕方ないとして。。。

ラジエターの蓋がいがんでいます・・・

このモデル専用なので、新品はおろか、オークションでも出て来ない代物。

フロントフェンダーは吹き飛んでいます。

フェンダーがフォークに当たった跡がありますね。

 

エンジンはかかりました。
さてどうするか・・・

たまたま郵便局の方が通りかかり声をかけてくれました

また戻ってくる、ということでしたので、ダメならお願いするとして、とりあえず行けるとこまでいくことにしました。

 

ステップは少しだけ残っている部分とチャンバーの上に載せてなんとか走行可能。

勝原駅前に公民館があったので、そこまでは行くことにしました。

このまま家まで帰ろうかな、とも思ったのですが・・・

オイル系に問題があると、エンジンまでやられてしまいます。

そして何よりも。。。

ヘルメットのネジが吹き飛ぶくらいの衝撃を受けているので、自分の脳が心配です。
「安静にしてた方がいいかな・・・

転倒した直後に意識が無かったので、脳震盪を起こしている可能性も高く、サッカー選手が担架で運ばれていく事態を考えるとこんなことしてていいのか、という気がしてきました。
心なしか、気持ち悪くなってきた

なんとか公民館にたどり着き、バイクを停めていると、先ほどの郵便局の方が停まってくれました。

 

「大丈夫ですか」

「いやぁ、ちょっと病院に行きたいんです」

「じゃあ送っていきます」

「ほんまですか、ありがとうございます。助かります」

 

ということで、整形外科まで送っていただきました。

その後総合病院に行き脳の検査のあと、ヨメに迎えに来てもらって帰ったのでした。

バイクは保険会社に運んだ運搬業者の積み込みに立ち会い、いつものバイク屋へ運んでもらいます。

 

頼むぞTZR。。。

復活してくれよ・・・


新潟県の文化財 旧い家3

2018年08月15日 02時01分40秒 | ツーリング(バイク)

【新発田市】 これで「しばたし」と読む。最後まで慣れなかった。。。

・市島邸

広くて部屋もたくさんありますが、贅の限りを尽くした、というような感じはありません。
庶民的なお金持ちですね

・清水園

建物というよりは庭園が有名です。隣の足軽長屋と共通券です。

左の東屋からの景色にも期待して行ったのですが、入れません。。。

・足軽長屋
おぉ!! このような建物が残っているのが奇跡ですね


なぜに下級武士の官舎みたいなものが現代まで取り壊されずにいたのか、教えて欲しい。。。

・石黒家住宅

清水園の駐車場の裏にある武家の屋敷です。

無料だし、どのパンフレットにも地図にも載ってないし、なんだかないがしろにされていて可哀想な建物です。
村上市に生まれてたら、もう少し待遇が良かったかもねぇ~

・陸上自衛隊白壁兵舎広報記念館

ピカピカで、中もきれいにリフォームされていて、なんだか有難味に欠けるところがあります。

中は資料館になっていて、戦時中の分隊の活躍がわかります。

本物の陸上自衛隊員にお出迎えしてもらえます。

裏は本物の駐屯地で、カッコいい機動車が向かいのお城のやぐらから見えます。

最近複製された櫓は、自衛隊の敷地内にあるため、中は見られないそうです。。。
なんでわざわざ復元したの??

 

・五十公野御茶屋

行ってません。。。

【新潟市】

新潟の中心市街地にもたくさん古い建物が残ってます。

 

【新潟市】

新潟の中心街にも、たくさん旧い家が残っていました。

・旧小澤家住宅

回船問屋の家。

・旧斎藤家別館

広い部屋、開放的です。お寺に近い雰囲気。

珍しい。2階も広くとって、1階と同じように庭を眺められます。

・北方文化博物館

行ったときには閉まってました。

・安吾 風の館(旧市長庁舎)

閉まってました。

・砂丘館(旧日本銀行新潟支店長役宅)

けっこう遅くまで見学ができます。6時を過ぎててもだいじょうぶでした。

社宅だけあって、それほど豪奢な造りにはなっていません。

・燕喜館

 斎藤家の邸宅の一部が移築・再建されているそうです。

・国重文 新潟県政記念館
 明治16年建造の県会議事堂です。行きたかったな。。。

・新津記念館

・旧第四銀行住吉町支店

 現在はレストランになっているようです。

 

新潟市街は朝から見て回る予定だったのですが、関川村まで戻ったので夕方になってしまいました。。。
が、豪勢な庄屋の家や足軽屋敷も見れたし、けっこうバイクで走れたので正解だったかな
暑い中、市街地の探索はけっこうきついんですよねぇ~


新潟県の文化財 旧い館2

2018年08月12日 16時46分39秒 | ツーリング(バイク)

【阿賀野市】

・孝順寺(行ってません。。。)

何かのパンフレットで、誰かの家だと書いてあった気がするのですが、資料が見つかりませんでした。。。 

・水原代官所

 時間の関係で、見れなくて残念!!

・五十嵐邸ガーデン

 

【村上市】

お城は残っておらず城跡だけですが、城下町なので武家屋敷が多い。

幕末、旧幕府軍として官軍と戦った国が多い中、村上では城主(説明者から「家臣」と言われた気がしますがおかしい気がするので)が命と引き換えに民と町を守ったそうで、それで旧い家が残っているのだということです。

・旧岩間家住宅

中は入れません。

・旧嵩岡家住宅

以前は皇室の関係者がご住まいだったそうです。少し離れたところにあったのを移築しています。

・旧藤井家住宅

お医者さんが洋館を増築して病院としてたそうで、それを元々の武家屋敷の状態に戻したそうです。
洋館は洋館でもったいないなぁ、と思ったら、洋館の部材はいつでも復元できるよう残しているとのこと
やるなぁ、村上市

・武家屋敷(若林家住宅)

上の3軒よりは、ちょっと高級な武士の館。

売り物のようです。値札が下がっていました。何尾か売れてますね

【関川町】

村上市に行く前にすぐ近くを通ったのに、存在を知らず通り過ぎてしまい、その日の夜に気付く。
翌日、新潟市近くのキャンプ場から引き返し見に来ましたが、それだけのモノはありましたねぇ。。。

・東桂苑

隣の渡邉さんの9代目の弟が明治時代に建てた家。

国の重文ではありませんが、十分見ごたえがあります。

弟さんは元々渡辺邸に住んでたようですが、9代目(兄)が亡くなった時に、跡目を継がず、9代目の幼い息子の後見人としての道を選び、こちらに移り住んだようです。
なんだか、心意気を感じますね。。。

係りの方の説明が面白くて(興味深いの意)、屋内の写真撮るのを忘れました。。。

・国重文「渡邉邸」

スゴイ家です。

今までたくさん豪邸を見てきましたが、デカさ(広さではなく)ではピカ一ですね、

はるか向こうまで続く土間。

高い天井。

美しい庭園。

屋根の反りが美しい。

屋根には石が置いてあります。いまだに。。。 すごい。。。

・国重文「佐藤家住宅」

人が住んでいるので、中は見れません。
見せてくれ~ 佐藤さーん

すみません、人さまの家なので、覗くのもどうかと思いつつ、門戸が開いていたのでふと見ると・・・


どうやらクルマ好きの方のようですね。。。

渡邉家と佐藤家の間にもスゴイ家が。

普通の民家のはずですが・・・

周辺にも旧い街並みが残っていても良さそうなのですが、道路を拡張したのか、趣のある家はあまり残っていませんでした。。。 
そういうのも楽しみの一つなのですけどね~


新潟県の文化財 旧い家1

2018年08月08日 23時37分56秒 | ツーリング(バイク)

新潟県で行った文化財です。
旧い家を見るのが好きなのですが、これだけたくさんあると、全部行くのは非常に難しい

しかも、最初から全ての案件について判っている訳ではなく、行く先々のパンフレットや観光地図等で見つける場合もあります。

「あ、、ここ昨日通ったのに・・・
ということも多々あり、非効率極まりない廻り方をしてしまいました・・・

 

そんなことにならないように、まとめておきます。

といいつつ写真の整理上、行った順です。残念ながら行けなかったところも書いてます。

【魚沼市】

・国重文「旧佐藤家住宅」

目黒邸に向かう途中、看板を見つけて寄りました。

無料です。

素朴な感じが良いですね。

昔話で出てきそう

・国重文「目黒邸」

デカイです。巨人用か? 

茅葺の保存のためか、この暑い中、囲炉裏で火を焚いています。
そしてこの暑い中、火の前でくつろいでしまうボク。。。

離れは建築年代が違うそうで、確かに趣が全然違います。

【弥彦村】

・旧武石家住宅
残念ながら、着いた時間が遅くて閉まってました。。。

 ← 嘘つき。。。

【燕市】

・五合庵

良寛さんが暮らしていた家です。
ご飯は?トイレは?どうしてたのかな。。。

【秋葉区】

・中野邸記念館、中野邸美術館分館

石油で財を成した中野さんの家。

残念ながら、休館中でした

ただ家の周りに、原油を掘削して集め水と分離して出荷するまでの産業文化遺産があり、無駄にはなりませんでした・・・
というか、来て良かった~

 

【江南区】

・北方文化博物館(旧伊藤家住宅)

越後の大地主の伊藤さんの家。新潟市内にも分館があります。

65もの部屋があるそうですが、入れないところがたくさんあって、いうほど見るところはありません

確かに立派な家ですが・・・この内容で800円はさすがにちょっと高すぎやしませんかね。。。


エランのガソリン漏れ。。。4 とうとうキャブレター分解

2018年08月04日 11時27分35秒 | ロータスエラン

キャブ上部のネジを何個か外すと、蓋が開きました。

蓋の裏にフロートがくっついてくるので、取り回しがめんどくさい。。。

 

蓋を外した本体部分です。

いらないところ(ネジ)をいじると、バランスが崩れて収拾がつかなくなる可能性があるので、出来るだけ触らないようにします。 

 

外したフロート部分を拡大します。

2個あるフロートの間に燃料の流れを止めるスイッチがあります。

下から押し上げると、スイッチが入ります。

 

キャブの中がガソリンで満たされてきて液面が高くなってくると、浮かんでいるフロートも上に上がり、ある一定の高さまで来るとスイッチを押します。

 それで、必要量以上の燃料がキャブ内に流入しなくなって、溢れたりしなくなるのです。

 

外した状態で、燃料ポンプを作動させ、手動でスイッチを入れてみると、ポンプは正常に止まりました。。。
「おかしくないやん・・・

そもそも今回は、ガソリンが漏れてエンジンが片肺になっていたので、どこかで漏れてエンジンまでガソリンが届いてないと思ったのですが、どこが悪いのか

 

とりあえずキャブは見る限り異常が無さそうなので、元に戻しますが・・・

単なるオーバーフローでは無かったとすると、

なぜガソリンが?

どこから?
という謎が残ったままです

 

プラグを外してみました。

あまりきれいに焼けてるようでも無さそうですが、ガソリンでべちゃべちゃになってるわけでもない。

4本ともほぼ同じ状態です。

うむむ、、、ますますわからなくなってきました。 

エンジンがかからなかった理由が、ただ単にカブってただけではないとすると、やはり燃料が行ってなかったのか。。。

キャブの先で詰まっていたとしても、燃料が減らない以上ガソリンの供給は止まるはず。。。

 

ダメです・・・

自分の理解を越えているので、全てをもとに戻すことにしました。

 

最後に試しにエンジンキーをひねってみると、

「コッコッコ。。コ。。」

ん?

ポンプが止まりましたね。

エンジンをかけてみると・・・

「キュルキュルキュ ブフォロロロロ・・・」

・・・エンジン、かかりました

一体何だったんでしょうか・・・。

でも治ったからまぁいいか

たまたま機嫌が悪かっただけ、という、旧いクルマにはよくある症状なのでしょう。
お騒がせしました・・・

放置して悪化するようなものでもない気がするので、気にしないことにします~


エランのガソリン漏れ。。。3 とうとうキャブレター分解?

2018年08月01日 23時47分27秒 | ロータスエラン

さて、どうしましょう・・・

キャブレター・・・奥が深い。

こいつをいじりだすと、はまってしまいそうでコワイ。

調整するところが何か所もあり、変数の組み合わせは無数にあります。

季節や、高度や、乗り方や、峠か街乗りか、その時の気分などにより、最適なセッティングを試しだすと、時間がどれだけあっても足りません

セッティングに時間をかけるくらいなら、その分走りたい

でも、、、性格上、一度やりだすと止められない気がして、それならそれでいいやろ、とも思うのですが、あまりにもいろいろなことに手を広げ過ぎてもいけないなと思うし。

そんな訳で、キャブレターにはこれまで一切手を触れたことは無かったのです。

 

・・・・正直に言いましょう

なんだかんだと理由を書きましたが、ホントのところはシンプルに、

めんどくさい。。。です

 

でもこの状況になって、そうも言ってられません。
「しょうがない、バラすか・・・

キャブを分解するときは、パッキンなど消耗品を揃えておいて、組み立てるときには新品を付けるのが普通です。
しかし、キャブを自分でバラすことなど想定もしていなかったので、当然のことながら消耗品などある訳がない・・・
と、いう理由でやめちゃおうかな~ ・・・なんてことも考えたのですが・・・

 

このまま放置も出来ないし、消耗品を揃えてバラすとなると、更に腰が重くなってハードルが高くなる。

やはり、やるなら今しかない・・・

とりあえず、覗いて見ることにしました。

今日は治らなかったとしても、原因が分かれば、パーツを入手して治せるかもしれません。
というか、治らないことは無いと思うんですよね~ やりだしたら

 

とりあえず、ガソリンが漏れてきている先を突き止めます。

エアクリーナーを外すと、ファンネルが出てきました。

 

4本のネジを外して引っ張ると・・・ 外れましたが・・・

 サザエを食べる時みたいに、中からなんかズルズルと引っ張り出されてきました。。。
しかも、左右でなんか違うところがイヤです

本体側はというと・・・

右側には、引っ張り出されてこなかったサザエのはらわたが残っています。 

 

左側の穴からガソリンが流れ出ていますね。

これ以上はどうしようもありません。 
やはり本体側を開けてみないとダメということでしょうね・・・