はるにわ日記

古民家再生の記録、薪ストーブ、子供との戯れ、大好きなバイクと英国旧車のこと、サッカー、カフェ。徒然なるままに・・・・。

涙、涙

2007年02月04日 02時23分29秒 | 古民家再生
本日、「ALWAYS三丁目の夕陽」という映画を見ました。
いつの映画なんでしょう、嫁が友人から借りてきたようなのですが、これがいい映画なんです。

最初はちょっとみてやるか、ぐらいのつもりが、時代の設定が昭和の戦後間も無い頃の話で、照明とか家具とか部屋の配置とか参考になるなぁと思い直して、今度は食い入るように見ていたのですが、いつしかのめり込んでしまい、最後にはボロボロ涙が・・・・。

いやですねぇ、年をとると涙もろくなって。
昔は映画見て涙なんて絶対出なかったのですけどねぇ。

でもつくづく昔ってなんか人間らしいというか、生物としての営みというか、暑い時には暑いし、寒い時には寒いし、でもいろいろな智恵で対応したり、不便な生活なりに活気があったというか、生き生きとしていたんだなぁ、と思います。

もちろん映画の中の話で、当時のことを知っている訳ではないです。

でも確かに自分の子供の頃は、エアコンもなかったし、クルマは360ccの軽に家族みんな詰め込んで走っていたし、夏は親父が手動の殺虫剤噴霧器をシュカシュカしていたし、自動ドアもエスカレーターも無かったけど、それでも全然不便だと思ったことは無かったし、それほど辛いと思わなかった。
ま、それが当たり前だったんですけどね。

今は・・・・、という話をすると現代の生活を否定し、昔を賛美しているように思われそうですが、そうでもありません。

今は、今。昔に戻れるとは決して思っていませんし、現代の生活も30年後からみたらずいぶんと不便な暮らしをしてるのかもしれません。
やっぱり便利な生活は魅力的です。

これにプラスして、もう少し昔の智恵を継承していければいいのに、と思います。

お金とエネルギーを使えば快適な環境を簡単に手に入れることができますが、もう少しでも我慢してもう少し頭を使えば、カネもエネルギーも使わなくたって済むこともあるのではないか、それでも問題なく元気に暮らして行けるのではないか。

なんか、そんなことを考えさせられた映画でした。