はるにわ日記

古民家再生の記録、薪ストーブ、子供との戯れ、大好きなバイクと英国旧車のこと、サッカー、カフェ。徒然なるままに・・・・。

パッシブ2

2006年11月30日 21時31分51秒 | 古民家再生
屋根裏から見つかったお宝?です。
一体何なんでしょう・・・・?ぐるぐる回す取っ手がついています。
右の箱の中身はカラッポでした。残念!

さて、ぼくが目指す家、環境に体にやさしいパッシブな家を作ろうとすると、こういった古い家は必ず大きな問題にぶち当たります。

それは断熱の問題です。木と土壁と木製建具で隙間風がピューピューの家は、冷気も熱気もすぐに逃げてしまうのです。

夏は風通しをよくする、それがいいのですが、それでも熱帯夜にはクーラーが欲しくなるかもしれません(少なくともヨメは欲しがっている)。

冬場は特に、空気を暖めても暖めても逃げていってしまうので暖房効果がありません。
昼の太陽熱をどこかに貯めておいて、それを夜使おうと思っても、とてもそれでは足らないのです。

では断熱材と断熱サッシをいれたら? う~ん・・・、それなら古い家に住む意味が無いような・・・。結局古い家に住むということは、それなりの生活(古い生活)をするということだと思うのです。
ここで現代風の快適な生活をするのは、すごく格好悪い気がするしなぁ・・・、家自体も断熱サッシなんか入れたら、せっかくの雰囲気が壊れてしまう。(おカネもかかる)
でも寒いの嫌だし。

そこで登場!!お友達の建築士、アマチン。悩んで相談したら、驚くべき発想の転換!!
「夏の間と冬の間をつくったら?」

ぼくが「それだー!!」と叫んだ、あらゆる問題を一挙に解決する「夏の間/冬の間」とは一体?!

パッシブ

2006年11月30日 00時59分41秒 | 古民家再生
また家での書き込み作業で、写真がupできません。載せたいのはたくさんあるのですが、会社のパソコンの調子が悪くて・・・・。

以前から考えていたのですが、クーラーを使わないように出来ないものかと・・・。
どうも合わないのです、クーラーって。なんだか不自然というか、嘘くさいというか。必ず体の調子が悪くなるのです。

そこで知ったのが昔の家の考え方。軒を深くして日光を遮り、風通しを良くし、床下の冷気を取り入れる、等。エネルギーを使わず、頭を使ったんですね。

そこまで考えると、今度は冬も無駄なエネルギーを使わずに、智恵でもって暖かい家が出来ないものか、気になって来ます。例えば日光を利用して電気を作ったり、熱をそのまま利用する手等があります。あとは地熱を使うとか、井戸水を利用する等の手があります。

化石燃料や電気等のアクティヴなエネルギーを使わず、自然を利用して快適な居住環境を作る、これが「パッシブな家」をつくるということなのです!!(私のイメージです。定義が違っているかもしれませんが、ご勘弁を)

何もしなくても夏涼しく冬暖かい家を、智恵を使って作り上げる。これって楽しい!!できるだけシンプルな仕掛けを考えます。初期コストも抑制できます。

具体的な方法についてはまた今度。実は旧い家には相容れない重大な問題が・・・・。


我が家の紹介

2006年11月29日 01時32分54秒 | 古民家再生
大工さんに梁の亀裂について連絡しました。見てみないと分からないそうです。
そうですよねぇ~、でも心配で。

この始めてからいきなり本題に入ってしまった感がありますので、ここらで我が家の紹介を。
図がUPできれば良いのですが、家のパソコンは古いせいか、画像や絵が使えないので本日のところはあしからずご了承下さい。

山の南側斜面に面した土地は南道路に面しており、ここから北を見て左側の石垣の上に離れが、右手に駐車場、エッチラ登った奥に母屋、左手に庭、右手に物置があります。

また母屋の北側は高さ2mの崖に面しており、その上の山林も少しウチのです。山林にはみかんの木や大きなドングリ等の雑木と竹が生育しており、土壁が一部剥がれ落ちた納屋があります(いずれ自分?で修理する予定)。

母屋は典型的な田舎の家で、8畳の玄関土間の奥は板間、左手は「田の字」の和室、右手は居間でその北側がキッチン(この2部屋は奥の半分が増築されています)という構成。

屋根と土台は当初より修理はするつもりで、あと越し屋根をつけて、風呂とトイレを中につくって、キッチンを新しくして、開口部はすべて2重サッシ、吹き抜けなんて作っちゃったりして・・・・。夢は膨らみますが、既に見積もりは新築並みの数値に!?

テーマは「パッシブな家」。パッシブとは?明日のご紹介です。

屋根裏探検!

2006年11月27日 22時20分33秒 | 古民家再生
おとといの予告とおり、屋根裏の状況報告です。
でも昨日の発見が尾を引いて、どうも気分のノリが悪いのですが、そんなことばっかし考えても始まらないしね。

画像は雨漏り箇所近辺の画像です。右下の天井の破れ部分から上りました。
なかなか立派な梁ですね。
でも中はシロアリに喰われてスカスカだったりして。実際使えるかどうだか。(おっと、悲観的な発言・・・、慎もう)

さて破った天井を下から見上げると、屋根裏より紐が垂れ下がっていて、多分昔の人はこれにつかまって上ったんだと思われます。階段も無かったんですねぇ。

さすがにこれにつかまるのは危険なのでやめといて、エッチラなんとか這い上がると、そこは・・・・真っ暗で何も見えない。
懐中電灯くらい持ってくれば良かったのですが、そこは思いつきで行動する私のこと、そんな用意周到なことはできまへん・・・。

次第に目が慣れてくると、なんだこりゃ?まず目に入るのは、竈の煮炊き用と思われる柴の山。大量です。

そして、んんん、あるある、なんか変な機械や箱の類が・・・・。
もしや、お宝???? ただのゴミ!?

見つけた品々については、明日の報告で~す。

一大事!!

2006年11月27日 01時36分08秒 | 古民家再生
本日は雨です。雨といえば気になるのが雨漏り。用事があって家に行けたのは22時でしたが、雨漏りの場所を特定し、なんとか処置しました。

そしてその後そのまま帰れば少なくとも今週はぐっすり眠れたはずなのに・・・・。

また例の「どうしても気になる病」がウズウズと騒ぎ出し、昨日に引き続き再び屋根裏へ。
土間の横の部屋の天井がどうなっているか、見たくなったのですが、そこで発見したのはシロアリの喰った跡が。

でもそれだけではなかったのです。
シロアリの跡を辿って行ってそこで見付けたのは、梁の亀裂、というよりは折れてる!!

しかもただの梁ではない、屋根を支えている太い梁を宙空で直角に支持している梁・・・、この梁を地上から支えている柱の部分でボッキリと・・・・。
もういつ倒壊してもおかしくない!!?

こ、、、、これは、、、、言葉が出ません。

だいじょうぶか・・・、この家。どうなる・・・、我が家。どうする・・・おれ。
カードは一枚だけ。大工さんに聞いてみよう。

雨漏り?!

2006年11月26日 00時36分27秒 | 古民家再生
キッチンの梁のところにあった雨漏りの跡。

ずっと気になって、いつか天井を剥がしてやろうと思っていたのですが、最近なんだか見る度にカビが広がっているような気が・・・・。

そこに、庭工事中の大工さんから衝撃的な情報が!? 曰く、雨の日に天井から水が滴っていたとのこと。

本日早速行って、頭から埃と黒かびの胞子を浴びながら天井をバリバリ剥がしました。
手強かったのは水を吸って柔らかくなったベニア板。
強度を増すため繊維の向きが縦横に交互になるように張り合わせられた非常に薄い板は、水によって互いに結合力を無くして剥がれ、壊そうとするとヘロヘロ揺れるだけで手応えが無く、「柔よく剛を制す」とはこのことかと再認識しました。

悪の根元のような雨漏り部分をヤケクソのように壊した、その向こうから姿を現したのはは・・・・・
燻されて黒くなった太い丸太の梁と土壁(垂れ壁?)、そして屋根裏へと繋がる空間の深い暗闇が!!

悲しいことに梁の上部は白アリの食った跡に、雨漏りによる湿気が加わって無残な姿に・・・オーマイガッ!!
大工さん曰く、芯は食われてないと思う、今度どついて確認する、とのことでした。

そして屋根裏部屋。登ってみました!! 楽しい・・・・。ワクワクする。
探検記は後日報告です。


露天風呂?

2006年11月24日 22時06分54秒 | 古民家再生
昨日いてもたってもいられなくなり、夜中に懐中電灯を持って工事現場を見てきました。

気になったのは、お風呂です。
外の物置の一角に作られたお風呂は、今回の工事で解体することにしていたのですが、ふと「このお風呂セットを使って露天風呂を作ったら・・・」という考えがポッカリと浮かびました。
早速ヨメに確認したところ「風呂は残っていた」ということだったので、あとは湯沸し器が無傷なら大丈夫です。

しかし! 湯沸し器はトイレとの狭い隙間に設置されていて、トイレは今回破壊されている・・・。
コンクリート製のトイレの破壊は重機を使用するので、果たして残っているか微妙なところです。
どうにもこうにも気になって気になってしょうがなく、抑え切れなくなって見に行った、その結果は!!?

よかった~ 煙突はもげて転がっていましたが、本体は無事でした。

ふっふっふ。これで楽しみが増えたぞ。どんな風にしようかなぁ~。ワクワク。

AFTER

2006年11月23日 12時54分52秒 | 古民家再生
きれいになった庭の写真です。週末の写真なので未完の状態です。

向こうに見えるトタンは、壊した離れの外壁です。売主の方がここで生活していたらしいのですが、なんと断熱材は厚さ1cmくらいの発泡スチロールの板でした・・・・。

真中の木はヨメとの交渉で残った名前不詳の木です。
「子供の木登り用」と言ったのが功を奏したようですが、実際は単に切るのが申し訳なかった(木に対して)+夏の直射日光の遮蔽用です。冬場は写真のように刈り込まないといけませんが・・・・。

けっこう広い庭ですが、もうヨメの畑となる運命です。

では、我が愛車のガレージは一体どこに!?
実はうちのクルマ(3台)の年齢を全て足すと70歳になります・・・。
全て古いボロイ小さい使えないの4拍子そろっており、1台は車検切れで動きません。
が、日頃の足車(日産パオ)には一応クーラーはついています(窓の開閉は手回しハンドル)。

悩ましいところですねぇ~。田舎ならではのぜいたくです。

before

2006年11月22日 22時07分43秒 | 古民家再生
本日嫁が見に行ったら、工事は終了していました。

しまった!!
築年月不詳の建物も壊したのですが、「馬」の文字の入った鬼瓦と、太い屋根の垂木と、裏山の小屋の土壁を修理するための壁土と、残しておくつもりだったのに・・・。
きれいさっぱり無くなっていたらしい・・・・。
「とてもすっきりした」とヨメは言っておりました。

写真で見えているのは、なんとか破壊をまぬがれた離れです。
当初よりヨメは庭にあるものは全部撤去すると言い張っており、収納の無い母屋のつくりから、また将来的に子供部屋にするため残すべし、というワタシの主張と真っ向から対立しておりました。
なんとか説得に成功しましたが、決め手になったのはバーちゃんのひとことでした(この辺りはまったく理屈の通らない世界なのです・・・)。

壊した建物は3つあり、掘建て小屋のような離れと、母屋と独立したトイレ(ぼっとん!!)と、先ほどの築年月不詳の元お風呂。

この元お風呂は趣があって(写真はまた後日)残したかったのですが、屋根が半分落ち、梁と柱も結合部分が離れていて、いつ倒壊してもおかしくない状態だったのと、銀行に未登記の建物は壊すよう言われていたので、後ろ髪引かれながら決断した次第です。

明日はいよいよきれいさっぱり、工事後の写真を公開します!!

画像だぞう!

2006年11月21日 22時03分49秒 | 古民家再生
これが玄関です。木を切る前で全体像は分かりません。
おや?掲載できる写真は1枚だけなのでしょうか・・・・?

では庭木伐採工事のbefore-after写真は明日以降ということで。

世間一般に言われる「古民家」というほど立派なつくりでもないし、どこにでもある昭和初期の田舎の家、といった感じです。
でも中に入ると不思議と静かで、なんだか落ち着くのです。

開口部は大きく、でも中は暗い。陰影がくっきりとしていて、四角く切り取られたような外の景色の明るさは強烈です。

これから修理をしていくのですが、この雰囲気だけは大切にしないと。

経緯

2006年11月21日 01時21分04秒 | 古民家再生
本日は雨のため工事は無かったようなので報告は後日するとして、今日はこの家を見付けた経緯を。

約4年前から古民家を探していました。希望は旧宿場町や城下町の町屋、もしくは蔵のある広い家。
でもそんないい物件はそう転がっている訳は無く、子供が入学するタイムリミットを考えると、そろそろ新築も考えないといけなくなってきた頃です。

そんなある日、日頃広告など見ない嫁の「これどう?」という一言に、見ると、新聞広告には、広い土地に「古屋つき」の文字が。

実はそこは、毎週のサイクリングコース(with子供)となっていた古い農家の集まる集落の住所で、その家も心当たりがありました、気になる空き家っぽい家が一軒あったのです。
さっそく見に行って(やはりその家でした)一歩玄関に入ると・・・・、広い土間に格子の建具、太い梁が目に飛び込んできました。何も考えず嫁に「これ買うわ」というと、嫁も「うん」と即答。
まさに衝動買いでした。

家を買う時ってピンとくるってよく言いますが、まさに本当なんですねぇ~。
これまで何件も見て、迷う物件はそこそこあって、「あれ買っとけばよかったかなぁ」なんて後から思うこともあったのですが・・・・。

実は家の程度としてはそれ程よく無かったのです(*)。それでも別に後悔したりしてないのは、自分の直感が選んだ家だからなのでしょうか。
(*)雨漏りはしているし、シロアリの被害も。これらについてはまた後日

半分終わりました

2006年11月20日 00時09分52秒 | 古民家再生
土曜日の工事、全部立ち会いました。
というか、一緒に働いていたのですが・・。

庭にぼうぼうに伸びた木々たち、最初はどうなることかと思いましたが、重機が入ってガリガリと木を掘り返し始めると、あっけなく根っこから掘り出されます。
サツキ、アジサイ、松等を掘り返しては枝を払い、夕方にはあらかたきれいになっていました。
見に来てくれた友人達の談・・・「こんな広さだったのか」
確かに、これまでは端まで見通せなかったのもあって、広さが分からなかったのです。

ただ、直径30~40cmはあるツバキの木を切っってしまったのは心が痛みます。
ずっと気にかかっていたのですが、嫁との約束だし、でも・・・・。
昼メシを食べて帰ってきたら、既に切り倒されていました。
せめて、なにかテーブルやベンチの脚にするとか、彫り物に利用しようと思います。

月曜日は残りの未登記の建物を取り壊しますので、終了したら写真を掲載します。
やり方がわからん・・・、勉強しよっと。

ついに

2006年11月17日 20時43分50秒 | 古民家再生
明日、遂に家に工事の手が入ります。
とは言っても、未登記の建物と庭木の整理をするだけです。
本来はじっくりと自分の手でいじりたかったのですが、未登記の建物は一ヶ月以内に壊すようにローンを組んだ銀行から言われて、じゃあついでに庭木の方も、ということになりました。
「別にいいんじゃない?」と思う方、普通だと思います。うちのヨメもそうです。

でも・・・・。

自分が買った家にはその庭も庭木もついているそのままの状態が気に入って買ったのです。自分の中では既にそれ全体がいとおしいものになっているのです。
車を買ったときもそうですが、前オーナーがつけた傷や修理の跡や、そういったものも含めて好きになってしまうんですねぇ。

とりあえず、庭の全てをマッサラにしたい嫁とは話し合って、柿の木と名前不明の大きな木は子供の木登りやブランコ用にということで残すことに合意してもらいました。

いきなりこんな話ですが、次回からは、どんな家か、とか買うに至った経緯(たいしたものでもありませんが)を書いてみます。

おっとその前に、明日の工事の報告かな?