先日、ヨメから、ビッグホーンのアクセルがおかしい、と一報がありました。
何事かと聞いてみると・・・・
アクセルを放してクラッチを踏むと「ウォン」と回転数が上がるらしい。
丁度、クラッチを踏むタイミングが早すぎた時と同じ、ということのようです。
う~ん、もうこれは容易に想像できますね。
アクセルが戻ってないようです
試乗してみると、案の定、ペダルを放しても回転数がすぐには落ちませんね
しばらくすると戻ります。
どっかでケーブルが引っかかっているのでしょう
アクセルが戻らないということは、減速しないということで、非常に危険です。
急いで修理を・・・
まず、運転席の足元に潜り込んで、アクセル周りを確認します。
アクセルオフの時はこの状態。
アクセルを押し込むと・・・
ワイヤがずずーっと引っ張り出されてきます。
この後アクセルを放すと、普通ならワイヤーは奥に引っ張られて元に戻るはずなのですが、今回は戻っていきません。
見る限り、運転席の足元が原因ではなさそうですね。。。
そこで、今度はワイヤーのもう一方の端の方にに回ってみます。
ボンネットの中で、燃料に関連する部分につながっていて、アクセルのオンオフで動くのは・・・
ありました。
エンジンの左側の奥の方にワイヤーが!!
えらい奥に・・・
ヨメに手伝ってもらって確認です。
アクセルをオン/オフしてもらうと・・・・
ワイヤーが右に引っ張られて、ケーブル内にシュルシュル入って行って・・・・戻りませんね。
なんか、ゴムのような、油の塊のような、粘着質のものがワイヤの出入り口のところにくっついていますね。
どうやらこいつが悪さをしているようです。
ゴムのパーツが劣化してベトベトになってる模様。
しかし、、、ケーブルを外して新品パーツに交換するのは、ちょっと大変
ものすごく奥に入り込んでいて、工具どころか手も入らず、周囲の部品を外すしか手は無さそう。
エアクリーナーまで外してはみましたが、ちょっと何をどこまで外したらいいのか見当が付きません
うむむ、、、
かくなるうえは!!
「エイ!! エイ!! こりゃ!!」
ということで、隙間になんとか手を突っ込んで、ラジオペンチで劣化したゴムパーツを引っぺがしました。
多少ほこりや砂が入るくらいで、このパーツがなくても特に問題は出ないでしょう。
何か問題が出たら、そのときパーツ交換ですね。
今無理して交換することはありません
しかし、、、こんな劣化の仕方をするなんて・・・
あまりいい材料を使ってませんね
この車はMT車なので、アクセルが戻らなければクラッチを切れば済みますが、AT車ならかなり危険なことになります。
こんな小さな部品一つで・・・
と考えると、ちょっとコワくなってきますね・・・