ロンドンに着いてHさんのお宅に宿泊。
夜はお世話になったお礼に食事にお誘いしました。
「何か食べたいものある?」
「いやぁ、ビールが飲めればそれでいいよ」
「そんなこと言わず、何か食べに行こうよ」
「いやいや」
という押し問答の末、トルコ料理を食べに行きました。
鶏肉などは日本の味付けに近く、美味しかったです。
お会計はぎょっとするようなお値段でしたが、、、
お世話になったのでよしとしましょう
翌日、Hさんとはお別れです。
もう少しで日本に帰って来るらしいので、そしたらまたフライデーナイトキャンプやりますかね~
レンタカー屋にクルマを返却。
気がかりは、ホイールのガリ傷と、バンパーの髪の毛のような細い傷。
特に、ホイールの方はホントにひどい。
自分のクルマがやられたら激怒では済まないレベルで、どれだけ支払いが発生するか未知の状況です
係の兄ちゃんにカギを渡すと、
「車の確認をさせてもらうよ」
「もちろん。よろしく」
クルマに向かう途中、ニコニコ笑いながら明るく話しかける。
「いやぁ、申し訳ない、実はちょっとホイールをガリっとやってしまって。ホントに申し訳ない」
「ひどいの?」
「うん、かなりひどい。不注意だった、ほんとに申し訳ない」
「見てみるよ」
ホイールの前にしゃがみこんで
「・・・う~ん、けっこうひどいね。」
「実はこっちにもあるんだ」
「こっちもそこそこだね」
しばらく眺めていた兄ちゃん、おそらく遠くにいる上司の名前を呼びました。
「おーい、ジョエルー」
「・・・」
「ジョエール!!」
「なんだよー!!」
しばらく考えて、
「いや、なんでもない、もういいよ」
「わかったー」
立ち上がって、こっちを見ると、
「これいいよ、大きな傷じゃないし、問題ない」
「え!? いいの? ホントに?」
「あぁ、いい。」
「よかった、、、ありがとう!!」
ということで、無罪放免になりました。
正直に話して明るく笑い飛ばす作戦、成功です。
日本だとどうしても、真剣な顔ですまなそうに「反省してるから勘弁して作戦」をとりがちなのですが、海外でそれをやると、相手に深刻度が伝わってダメになることが多い気がします。
つまり「こいつこんなに深刻そうにしてるのは相当ヤバい状況に違いない」と思ってしまうのではないかと。
相手の態度を見て対応を決めている気がします。
とにかくまぁ、正直に話すのがやっぱり一番ですね。
どっちに転んでも気持ちが良いです。
しかしよかった、、、ホントによかった
ありがとう、レンタカー屋のカッコいい兄ちゃん。
あんた、いいヤツだぜ
あとはバスに乗って空港へ。
といっても、すぐそこは空港の敷地なんですが、空港は広いので。
で、直接いけばすぐなのに、空港周辺のホテルに一筆書きのように立ち寄っていくので、えらく時間がかかりました。
最初は「おいおい、どこに向かってるんだよ」状態で、ドキドキしました
グーグルさんの予告通り50分ほどで空港に到着。
(歩いた方が絶対早い・・・)
で、日本に帰ってきました。
とにかく安い!! なにもかもがべらぼうに安いので、すごく贅沢をしてしまいます。
外食しても、「え? これだけのランチで680円って。。。」
夕刻のスーパーマーケットで、「こ、、これは・・・。ハンバーグ弁当半額で190円って。。。」
家族と出掛けても「なんでも食っていいぞ」と太っ腹です。
そりゃあインバウンド来るはずでしょう、これだけ物価が安いと。
なにせ、イギリスの大卒の初任給は1000万円を超えるし、アメリカで犬の散歩を生業にしてる人が年収1500万円。
なんだか悲しくなってきます。。。
いかにイギリスの物価が高いかが身にしみていますが、それでも行って良かった
マン島で服が買えなかったのとバイクで行けなかったのを除けば、いい思い出ばかりです。
特に、バイクをレンタルしてくれて、いろいろお付き合いしてくれたTさん、宿やらキャンプ用品やらヘルメットやら、ホントにお世話になったHさん、感謝です。
(もう1年も経ってからのお礼で申し訳ないです。。。)
思い残したことがたくさんあるので、また行きたいと思いますが、はてさていつになるのやら。
でもイギリスはボクの心の故郷、きっと機会はめぐってくるはず。
その日が来るのを心待ちにしています
そうそう、もしバイクでイギリスの素晴らしい景色の中を走りたい方がおられましたら、日本人向けに格安でバイクをレンタルしてくれるTさんをご紹介しますよ~
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