銀河鉄道拾遺

SF、かふぇ及びギター

茨城県北芸術祭 その5

2016-10-24 19:22:43 | 日記
会期も残り一ヶ月、きょうは大子町の拠点をシラミ潰しに回るぞ、と出発。北から順に、奥久慈茶の里公園 → 旧初原(はつばら)小学校 → 森林の温泉(もりのいでゆ) → 旧浅川温泉 → 旧上岡(うわおか)小学校と巡り、常陸大子駅前の商店街で前回見逃した麗潤館 → 街かど美術館 → 文化福祉会館「まいん」 → シェアオフィス大子フロント。初原小は明治6年の開校、惜しくも平成7年にその幕を閉じているが、立派な校舎は地元の手入れでしっかりと残っており、展示も素晴らしかったが全部校舎に持ってかれてたw。浅川温泉の出し物はスプリングと名付けられた直径10mはあろうかというステン製の平たいお椀、これに温泉の湯を満たすという趣向。つまり足湯ですね。そうか、大子といえば温泉だものな、と思った辺りから、芸術祭が深く大子と結びついてるのに気が付き始めた。テレビドラマのロケで全国に名が知れている上岡小は、不幸な生い立ちといじめを背負う少年が大子の町で癒しを得る物語や、Mnemo Machina と題された記憶を辿り呼び戻す仕掛けなど(怪しげな装置が楽しい)。街に戻って、まず麗潤館は元は病院であったと察しが付く二階家の近代的な建築物、地場産業である林業に取材した作品(群というべきか)に興味を引かれた。一人前に育った木がチェンソウとくさびで切り倒されるまでを描く7分間の音楽(演奏者には指揮も名を連ねている)、隣室にその譜面と制作過程を紹介する写真と木こりの若者たちのインタビュウ、それらをひっくるめて一つの作品である訳で、包括することで構成される作品性というものに感じ入っていた。全ては2016年に大子で作られました、と記す作者の記が誇らしい感じでした。ま、もう少し鑑賞に浸る時間があってもよかったんですが。また、街かど美術館では本格的な珈琲をごちそうになりました、謝謝。実は袋田の滝(トンネル)に象徴的な一品があるのだけど、地味なの大好きな私としてはこれはパスすることにし、次回は常陸大宮と常陸太田をコンプリートする積り、いや、日立がまったく手付かずなんだよね、そっちに廻るべきか?だいぶ迷ってます。パスポートのスタンプ46箇所のうち、ようやく20が埋まった5回目の訪問でした
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