あんまり人を大切にしないひとだったから、誰も訪れたりしないと思うんだけど、今年も提灯を鴨居からぶら下げ、蚊取り線香とお茶くらい用意して準備は整えた。昭和の御世が始まったころに建てられた古色蒼然たる母屋は健在で、高層住宅の谷間に今もしっかりと構えている。セミ時雨の中、縁側にざぶとんを敷き、ぼんやりと裏手の愛宕山古墳を眺めている。CDを掛けながら。盆にはこのメニューね、とかそんなことばかり言ってたオヤジが世を去って、もう数年経つか。以来、夏の盛りはこうして残されたプログラムに従って、次から次へと音源を替えつつ、暇を持て余しているのだ。もうすぐ京都からバスが着く時刻、迎えに行かせなくては
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痛風 お大事に。。。
ピンピンしておるのです