銀河鉄道拾遺

SF、かふぇ及びギター

Hilton Ruizを聞く

2024-02-11 17:41:08 | 日記

 春をも連想する連休の中日、あやしいSteepleChase盤に引っ掛かる。其のピアニスト、Hilton Ruizと云う。録音されたのは1975年で、主役は未だ23歳。それなのにPiano Manなんてタイトル付けちゃう辺り、こりゃプロデューサーNils Wintherもかなり来ちゃってる?
 ジャケを裏返すと、ラスト7曲目にクレジットされてるGiant Stepsが未発表音源扱いだ。いやいや、べつにGSなんか聞きたくねーよ、とは思ってみたが、総録音タイム53分27秒に対し当のGSは10分29秒。あー、こりゃレコード時代はカツアイされたんだって取り敢えず納得はしたが。。
 針さ落とすと(比ゆ)これがすんげえんだ!アブストラクトな雰囲気から入ってって、後はもお、引っ張る引っ張る。何しろ脇を固めてんのはBuster Williams(b)にBilly Higgins(dr)。細けーこたぁ引ぎ受げっから、兎に角行げえ!って若い奴を突っ走らせる。

 いやあ、いい連休になりましたねえ。。
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capoのメンテ

2024-02-10 18:13:25 | 日記
2009年3月に初めて鉄絃ギターを仕入れた時、カポタストを付けて貰った。S.Yairiはとっくに手許にないのだけれど、最近じわじわ使い始めたのがカポである。なにしろ半音低くチューンし、1フレットに装着したりしてるのだ。真鍮ボディもすっかり貫禄がついた所で、スリーブの交換となった。



一方、二年前の一月に購入したコンポはこのところ調子がわるく、針飛びが激しい(比ゆ的表現)。まあ使い方が悪かったのやも知れんが、大切なCDにキズでも付けられたら堪らんから、こちらは中古ショップに売りに出した。近々、新品を取得する積り。
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それでは

2024-01-28 21:09:06 | 日記
13日のtwitterでシンセキのまるちゃんが、二曲の変ホ長クワルテットをフィーチャーしたライヴを計画してるのを知った。モーツァルトのハイドン・セットからK.428、そしてシューベルトのD.87である。これらはロマン派の萌芽とも見ることができる稀有な古典と云う共通の特徴があるのだ。それはそうと譜面は揃ってるの?と水を向けたら、これが未だだそうで、ウチのライブラリに長いこと眠ってるパート譜に幾らか色を付けて送り出すことにした。モーツァルトは1782年から85年にかけて書き溜めた6曲の絃楽クワルテットを自らの息子に例え、然しこれからは貴方にお預けしますので宜しくお願いしますと、これをハイドンに託した故事が、西洋音楽史のいちページとして伝えられている。ま、私のクワルテット史は惨敗続きの敗北戦だったが、ここいらで信頼できるスジに後を託すのもいいかも知れん、とこの機会を喜んでる。では達者で
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Dave Evansのbraziliana

2024-01-14 22:36:12 | 日記
twitterでジョー・パスのオリジナルを颯爽と弾いてる方が居り、何となく標題の曲を想起させたんで久しぶりに取り出した。実に12年ぶりだが、ウチではそんなのザラである。さてチューニングだが、6絃~1絃の順でC=G=D=G=B♭=D、6絃を除けばGmの和音となる。昔ならここいらで逃げ出すが、モーダルDを経験したお陰か余り抵抗がない。
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Bob James / playin' hooky

2024-01-11 20:23:19 | 日記

年末年始に少量買い漁った音源からピカいちを。’97年にワーナーからリリースされている。ワシらはボブのアルバムをLPで聞いた世代で「BJ4」「touchdown」がおきにだったが、これは過去作を上回る、やっぱりBJ聞いて来てよかった~と素直に思った。打ち込みが多い中、Steve Gaddが叩く二曲は特に出来がよい。Bobのフェンダーローズも相変わらずで涙もの。
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nice work if you can get it

2024-01-08 21:47:12 | manuscript

無茶を承知で12月からやってるjohn millerのヴァージョン。あらら~とオチが付く歌詞のラストにギターが和音三つで唱和するが、これがワカンナクテ始めたのだ。本人に拠る詳細(!)な譜で音はタシカニ判るのだが、どうもニュアンスがねえ…聞いた限りではこんな感じ。

(誰も試したりせんよ、と思いつつ)最初の和音ファ・ラ・ド#・ソの中二つ、ラ・ド#は中指で一緒に押さえる。この曲は増三和音(augmented cord)が頻出するので、この押え方は習得せねばならぬ。
云い忘れましたが、チューニングはドロップDです。
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二千二十四年事始め

2024-01-06 17:55:20 | 日記

年末年始の恒例ならRock Bottom@石岡の中古盤セール。ひとを隣のファミレスに待たせ、一時間で四枚チョイスはまあまあの成果。先日のフィルアプチャーチに続いてJAZZギターのトリオ盤を。クラプトンの犬ジャケは余り見掛けない。ボズのホーン隊にはジェシコリンバンドのJim Rothermelの名が見える。
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冬のマーケット、そして新しい街で

2023-11-20 20:02:47 | 日記
’90年に今井美樹がFORLIFEからリリースしたアルバム「retour」、その10番目にクレジットされたのが『冬のマーケット』(作詞;岩里祐穂)である。♪ ショッピング・カート 並べて歩く 野菜と花と缶のスープ ♪ まあ、缶スープと云うならアレだろ、と買ってきた。ずずっと啜ってドラマに浸ろじゃないか。。。

ところでSFファンならそのタイトルの出何処を、ウィリアム・ギブスン「クローム襲撃」(1986)収録の同タイトルの小説に求めてしまう。岩里氏も、きっと読んだんだろうなあ。同書は『記憶屋ジョニイ』、『ガーンズバック連続体』など併録の作品と共に長く読み継がれてきた、傑出した短編集だ。

岩里氏がretourに提供した詞は全部で6つだが、最後に収録された『新しい街で』に曲を付けたのは、先日急逝されたKAN氏だ。同じチームが手掛けた『雨にキッスの花束を』の方が人気を博しているが、どうしてこちら、すばらしい。云うなれば新しい賛美歌、現代(いま)のコラール、未聴の向きは是非


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靴を買い替えた

2023-11-12 16:35:18 | 日記

めっぽう悪天候に強く、一度も浸水したことのない優秀な靴も劣化には勝てず、更新の時期を迎えた。靴はもう此処!と決めてる那珂市のチェーン店に伺うこと30分、次期も同じ HYDRO-TECH と云うカンボジア製のに決めた。適度な重さがあること、靴底が滑らないことが靴選びの基準。店内の床でよいから擦り付けて、度合いを確かめる事。何処に行くにもジョグとサンダル以外これ一足で済ましてるんでチョイスは大切、明日からの外歩きがまた楽しみだ。
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字足らずと字余り( luke's little summer )

2023-09-16 16:54:42 | manuscript
放ったらかし(放るって関西じゃ、捨てるっつう意味があるらしい)にしてるブログですが、このキャパでこそお伝え出来る内容もある。引き続き綴って行きますので、よろしくですw

さて、大ネタ(本人比)。長年、温めてきた John Renbourn の佳曲、Luke's Little Summer(Snap A Little Owl (1978) 収録)。実に12年を経て、今年6月に通る様になったのですが、若しかして同様の苦行を続けてる方もいるかと思い、一助になればと書きます。曲冒頭の譜例をご覧ください。(上)はTAB譜からの起こし、(下)が私による補正。

思うに、長年親しまれてきたTAB譜は、拍のアタマが違う。私のリライトだと問題なくスンナリ弾けるハズです。ちょっと困るのが、6小節目でマイナス一拍、8小節目でプラス一拍しないと辻褄が合わなくなるリズムなんですが、この曲を聴いた方ならお分かりになると思う、あのごく小さな違和感の正体も実は恐らくこれに起因しています。

聞いたことないぞ!と仰る方は是非、以下のサイトを。可憐と云うことばはこの曲のためにある。
https://www.youtube.com/watch?v=NEh3vUxTFL0

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