十七音のアンソロジー★。・.:・゜'☆,。.:・゜'★

虚と実のあはひに遊ぶ  Since 2008 by Midori♡ H

2015-08-17 | Weblog
虹の根の森を雲水こころざす    菅原鬨也

「虹の根の森」とは、何と美しく幻想的な森だろうか。そこには七色の光が燦々と降りそそいでいるに違いない。しかし、決して辿りつくことのできない森なのだ。「雲水」は、「行雲流水」の略で、修行僧のことだが、彼らが志すところがそんな森だというのだ。「雲水」という呼称が生み出した詩的でロマン溢れる作品である。「滝」8月号〈飛沫抄〉より抄出。(Midori)

2 コメント

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志す (今村征一)
2015-08-17 22:33:29
たどり着くことができない虹の根、俳句も同じだと思いました。
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 (みどり)
2015-08-18 07:19:02
空海は、山林修業の果てに高野山を聖地としましたが、
きっと、高野山が虹の根の森だったのでしょう。
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