烏賊釣火水平線に点りをり
空蝉や裾に金糸の御所車
空爆のありたるごとく羽抜鳥
八月の空に飛行機雲にじむ みどり
*「滝」8月号〈滝集〉菅原鬨也主宰選![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/square_g.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/square_p.gif)
終戦70年を迎えた昨日の熊日新聞の社説には、「平和で豊かな日本の原点は、敗戦の焦土にある」とありました。今月号、偶然にも「空」という文字が3句に入っています。ふるさとの美しい空を戦火で曇らせたくはありません。(Midori)
空蝉や裾に金糸の御所車
空爆のありたるごとく羽抜鳥
八月の空に飛行機雲にじむ みどり
*「滝」8月号〈滝集〉菅原鬨也主宰選
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終戦70年を迎えた昨日の熊日新聞の社説には、「平和で豊かな日本の原点は、敗戦の焦土にある」とありました。今月号、偶然にも「空」という文字が3句に入っています。ふるさとの美しい空を戦火で曇らせたくはありません。(Midori)
終戦日が過ぎても、終戦の記憶を語るメディアが多いのに驚いています☆
戦争を回想するに十分な季語なのに、空爆は二度と起きない前提で読めば、何となくおかし味があって、良い句ですね。実験に失敗したお茶の水博士みたい。そんな平和がずっとずっと続きますように・・・。
日本に空爆なんて有り得ませんが、羽抜鳥のさまを、
漫画チックに捉えて、面白がってみた句でした。
でも地球上のどこかでこんな羽抜鳥がいそうな気がします。
評は分かれるかもしれません