よもつくにより明けてゆくほととぎす 岩岡中正
世の中は、現世だけでなく、「よもつくに」もまた一つの世だとすると、
「現世」と「よもつくに」が、まるで隣り合わせに存在しているかのような、
不思議な親近感を抱かせる。「よもつくに」に太陽が昇り、ほととぎすが、
鳴きはじめる頃、現世は、まだ眠りの中にいる。
「俳句」8月号「作品12句」より抄出。(Midori)
世の中は、現世だけでなく、「よもつくに」もまた一つの世だとすると、
「現世」と「よもつくに」が、まるで隣り合わせに存在しているかのような、
不思議な親近感を抱かせる。「よもつくに」に太陽が昇り、ほととぎすが、
鳴きはじめる頃、現世は、まだ眠りの中にいる。
「俳句」8月号「作品12句」より抄出。(Midori)
「よもつくに」はきっと光溢れる美しい所。
でも今住んでいるのは、この仮の世ですもの。
日本の美を大切に見つめていたいですね♪
花を愛で、鳥の声に耳を傾け、星に願いを託す…、この俳句の心が今とても大切なものに思えます。」
浩子さんと同感です。
昨今の風潮を見るに、人は科学を極めることで森羅万象に対し傲慢さを身につけてしまったのではないでしょうか?
花を愛で、鳥の声に耳を傾け、星に願いを託す…、この俳句の心が今とても大切なものに思えます。
よもつくにの夜明けだったのかな~☆
12句の中で、一番好きな句でした♪
うつし世を仮の世という表現でたとえられるが、もしかしたら「よもつくに」が本当のうつし世なのかもしれない。