冬帽をかぶつて兎さんになる 岩岡中正
白いコートの幼子が、真白い毛糸の帽子を深々と被って、ぴょんと跳ねれば、まさに「兎さん」だ。冬帽の色は、特定されてはいないが、「兎さん」とあれば、その色は白に決まっている。「兎さんになる」の下五への句跨りのリズムは、変身の瞬間だろうか。幼子への慈愛のまなざしが、「兎さん」という言葉となった、楽しくて可愛らしい一句である。「阿蘇」1月号より抄出。(Midori)、
白いコートの幼子が、真白い毛糸の帽子を深々と被って、ぴょんと跳ねれば、まさに「兎さん」だ。冬帽の色は、特定されてはいないが、「兎さん」とあれば、その色は白に決まっている。「兎さんになる」の下五への句跨りのリズムは、変身の瞬間だろうか。幼子への慈愛のまなざしが、「兎さん」という言葉となった、楽しくて可愛らしい一句である。「阿蘇」1月号より抄出。(Midori)、
ふっと主宰が三尺のお子になられた様で、肩の力が抜ける思いでした。
視線をしゃがんで合わせて、小さな子の頭をなでなでしているのかもしれないですね。お優しいお気持ちが素直に句になったのでしょうね。
岩岡先生のほほえみが見えるようです。
会場みんなびっくりポンでしたね。
この「兎さん」は、岩岡先生なのかしら?
と思いましたが、鑑賞は幼子で通しました。
さてどちらでしょう?
博子さん、例会でも先生は、時にお茶目な句を出されますよ♪