たましひは凋花の如し五月闇
蛍火やあの世この世と櫂の音
夜夜鳴いて田の神を呼ぶ蟇
ロザリオに息づくひかり青葉潮
＊「阿蘇」９月号、岩岡中正選
「凋花」とは、文字通り凋んでしまった花のことです。菖蒲園で、凋花を摘む作業が良く見られます。
この度の新幹線の旅で、一番印象的だったのは、どこを走っても変わらない青田が広がっていたことでした。日本古来より続く営みの尊さ、そして何よりも平和の有難さが心に沁みた旅でした。(Midori)
蛍火やあの世この世と櫂の音
夜夜鳴いて田の神を呼ぶ蟇
ロザリオに息づくひかり青葉潮
＊「阿蘇」９月号、岩岡中正選
「凋花」とは、文字通り凋んでしまった花のことです。菖蒲園で、凋花を摘む作業が良く見られます。
この度の新幹線の旅で、一番印象的だったのは、どこを走っても変わらない青田が広がっていたことでした。日本古来より続く営みの尊さ、そして何よりも平和の有難さが心に沁みた旅でした。(Midori)
中でも上の句が好きです。鳴き声は田の神を呼ぶ声に相応しい。
この辺りでは、牛蛙も蟇蛙も良く鳴きます。
この句は、一番目に投句していたのですが、３番目になっていました(笑）
自分では好きな句なので、征一さんに気に入って頂き嬉しいです