十七音のアンソロジー★。・.:・゜'☆,。.:・゜'★

虚と実のあはひに遊ぶ  Since 2008 by Midori♡ H

揚雲雀

2015-05-11 | Weblog
ちぢまらぬ恋までの距離揚雲雀
蟇出づる縄文の影引き摺つて
横たはる海の群青ミモザ咲く
胎内につづくせせらぎ初桜     みどり


*「滝」5月号〈滝集〉菅原鬨也主宰選

 熊本県の一級河川、菊池川で吟行する機会がたくさんありました。
頭上には雲雀が賑やかに私たちを囃していました。(Midori)

4 コメント

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海の群青 (今村征一)
2015-05-12 07:42:55
横たはる海の群青ミモザ咲く
景色の見えるこの句が一番好きですね。
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 (みどり)
2015-05-12 08:22:53
先日、天草まで出かけましたが、
海の色も光も、有明海とはまるで違っていました。
コメント、ありがとうございます☆
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揚雲雀 (久子)
2015-05-12 20:05:56
ちぢまらぬ恋までの距離・・・・・が今の私の句会への気分ですね、全く。   よう来るねって言われながら、あちらこちらへ車で走る私の気持ちにぴったりです。
好い句に遭っての驚き、まだまだ、と思いながらの帰り道は、さながら落雲雀? 
「 いえいえ、そうではありません」とカナリアの気分で、何処か 浮かぶ瀬も有りそうです。



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揚雲雀 (みどり)
2015-05-13 07:34:10
ちぢまらぬ恋までの距離揚雲雀
甘い句と思われそうで、投句するにも勇気がいりましたが、「恋」の対象が人であってももちろんいいのですが、久子さんの解釈の通り俳句の神様への恋慕ととって頂いて、嬉しいです。私にとっても、近づいたかと思うと、ふいと遠ざかってしまう俳句です。揚雲雀にも通じるかとこの季語を選びました。
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