十七音のアンソロジー★。・.:・゜'☆,。.:・゜'★

虚と実のあはひに遊ぶ  Since 2008 by Midori♡ H

寒卵

2013-01-28 | Weblog
ゆらゆらと重さありけり寒卵   小川軽舟

ゆらゆらとした不確かな存在でありながら、
確かな重み・・・。「ゆらゆらと重さありけり」の、
相反した形容が、寒卵の本質を捉えた。
「俳句」2月号より抄出。(Midori)
 

6 コメント

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ゆらゆら (今村征一)
2013-01-28 21:57:55
寒卵を割った時の感触でしょうね。
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寒卵 (みどり)
2013-01-29 07:35:16
「単身赴任」と題された50句の中の一句です。
ますます俳句の幅が広がって、
自在な詠みが魅力でした☆
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はらりとおもき (歩九里)
2013-01-29 08:33:42
をりとりてはらりとおもきすすきかな(蛇笏)という句もありました。ヒッグス粒子をはじめ、万物に重さがあるようですが、寒卵の句、作者に何かゆらゆらする思いでもあるのでしょうか。
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寒卵 (雪絵)
2013-01-29 15:31:33
みどりさん、こんにちは。

寒卵といえば風邪の時期、卵酒などを思い出しますが、色々な視点があるものですね。

図らずも昨日蓼さんも、小川軽舟さんの句をとりあげていました。

しぐるるや近所の人ではやる店 小川軽舟




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はらりと (みどり)
2013-01-29 20:41:17
歩九里さん、「はらりとおもき」と同じ感覚ですね。
よくある技法だと思いましたが、寒卵の違った側面が詠まれて惹かれました。
ゆらゆらした思い、重たそうですね♪
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寒卵 (みどり)
2013-01-29 20:46:02
あら、雪絵さん、こんばんは☆
私も、寒卵と言えば、割る前の卵をイメージしますが、
いろいろな寒卵があるのですね。
「しぐるるや」の句も、50句に入っていて、
飾らない一句に目を引きました。
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