十七音のアンソロジー★。・.:・゜'☆,。.:・゜'★

虚と実のあはひに遊ぶ  Since 2008 by Midori♡ H

万緑

2014-08-03 | Weblog
雨止みて万緑に傘忘れけり     永村典子

どれほどの傘をどこかのベンチや建物の入口に忘れて来たことだろう。雨が止んでしまえば、傘の存在などすぐに忘れてしまう。さて、作者もそんな一人。しかし、傘を忘れた場所は、「万緑」。俳句の楽しさを実感するのは、こんな句に出会ったとき。「阿蘇」8月号より抄出。(Midori)

2 コメント

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よくある事 (今村征一)
2014-08-03 22:39:25
万緑をする頃には突然予期しない雨が降ることがある傘を用意していないとき。急いで傘を買って歩いていると何時しかに雨が止む。忘れる時はこんな時、みどりが輝き明るい日差が出てくるとついつい忘れる。最近は旅に行く時は傘を持つて行かない。なぜならば自分は晴れ男だからと自分に言い聞かせて行くと移動中は降つていても下車すれば晴れる。万緑の頃だけの事。
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万緑 (みどり)
2014-08-04 06:13:19
昨日の友人との吟行は、雨が降ったり止んだり。
日傘兼用の傘を持ち歩いていましたが、
万緑に置き忘れることなく、無事持ち帰りました。
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