「律の風」とは、「律の調べ」の傍題で秋らしい趣のある風を言い、大好きな季語の一つだ。
呂律の回らない・・・なんていうが、この呂律から来ている季語らしい。
呂律は、「音の調子」のことで、呂=陽、律=陰とし、季感としては、
春は陽、秋は陰であるから、秋の感じを律の調べといったものだ。
律の風に吹かれながら近くの川沿いを歩いてみた。何だか雅な調べが聞こえる気がした。
律の風遠の朝廷のいしずゑに みどり
*遠の朝廷=とほのみかど
呂律の回らない・・・なんていうが、この呂律から来ている季語らしい。
呂律は、「音の調子」のことで、呂=陽、律=陰とし、季感としては、
春は陽、秋は陰であるから、秋の感じを律の調べといったものだ。
律の風に吹かれながら近くの川沿いを歩いてみた。何だか雅な調べが聞こえる気がした。
律の風遠の朝廷のいしずゑに みどり
*遠の朝廷=とほのみかど
掲句、大宰府での吟行句だろう。礎石が残っているのだ。
「遠の朝廷」が非常によく効いて格調高い句になった。
「律の風」も安易に使うと、浮いた感じで嫌味が残るが、
この句の場合は正統派の品格のある句として効果的。
太宰府政庁跡は、今では随分観光化されて見違えるようですが、中学生の頃は、ランニングコースだったんですよ。
♪礎のこる都府楼や~梅の太宰府観音寺、古~い文化の~♪
って校歌を歌ってましたよ。