むらさきは妹のいろ紫苑かな 谷口加代
「滝」10月号<佳作抄>
「むらさきは妹のいろ」とは、どんな妹なのだろうか・・・
薄むらさきで一重の花を咲かせる紫苑は、どこにでも見られる秋の草花だ。
紫は昔から高貴な色とされているが、「紫苑かな」とあれば、
紫苑のように慎ましく、健気で可憐な人に違いない。
「むらさき」「いろ」のかな文字には作者の優しいまなざしを感じた。
紫苑といふ花の古風を愛すかな 富安風生
妹のいろ、むらさきをどんな色より愛する作者なのだ。(Midori)
「滝」10月号<佳作抄>
「むらさきは妹のいろ」とは、どんな妹なのだろうか・・・
薄むらさきで一重の花を咲かせる紫苑は、どこにでも見られる秋の草花だ。
紫は昔から高貴な色とされているが、「紫苑かな」とあれば、
紫苑のように慎ましく、健気で可憐な人に違いない。
「むらさき」「いろ」のかな文字には作者の優しいまなざしを感じた。
紫苑といふ花の古風を愛すかな 富安風生
妹のいろ、むらさきをどんな色より愛する作者なのだ。(Midori)
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