雪しづくうなじに垂れて写楽顔 鈴木要一
一読して、吹き出してしまった。「写楽顔」を想像するのに時間はかからない。両手を不恰好に前に広げ、目と眉は吊り上り、口はへの字に大きく曲がっている。どんな二枚目も、項に雪雫を受ければ、きっとこんな顔になるに違いない。一度、作者にお会いしたことがあるが、噂通りのダンディーな紳士であったことを思い出す。「滝」2月号〈瀬音集〉より抄出。(Midori)
一読して、吹き出してしまった。「写楽顔」を想像するのに時間はかからない。両手を不恰好に前に広げ、目と眉は吊り上り、口はへの字に大きく曲がっている。どんな二枚目も、項に雪雫を受ければ、きっとこんな顔になるに違いない。一度、作者にお会いしたことがあるが、噂通りのダンディーな紳士であったことを思い出す。「滝」2月号〈瀬音集〉より抄出。(Midori)
私がブログを書くことになった時、鬨也先生が、「作者の事にも出来る限り触れてくれ」とおっしゃったのよ。そう、要一さんは誰がみてもダンディーな紳士。だからこそこの句は更におかし味を感じてしまうね。
例会に出席出来ない方々のために主宰がおっしゃった言葉を思い出したみどりさんの鑑賞でした。
博子さんとは逆に、作者に触れることはほとんどないのですが、
この句だけは、触れずにいられませんでした。
要一さんは、誰もが認めるダンディな方であるようですね!
だから、写楽を想像すると可笑しさが倍増です(笑)