相聞のごとくに天地初茜 岩岡中正
歳時記によると、「初茜」とは、元日の明け方、東の空に初日の明りが洩れはじめた、その空の色を喜ぶ言葉、とある。今年は、初日の出を見に出かけたが、「初茜」は、初日の出よりもはるかに神々しく、思わず手を合わせたくなる瞬間である。掲句は、『NHK俳句』1月号の巻頭に掲載された句。壮大な浪漫に溢れた格調高い一句に、主宰の詩情の豊かさに触れた気がした。(Midori)
歳時記によると、「初茜」とは、元日の明け方、東の空に初日の明りが洩れはじめた、その空の色を喜ぶ言葉、とある。今年は、初日の出を見に出かけたが、「初茜」は、初日の出よりもはるかに神々しく、思わず手を合わせたくなる瞬間である。掲句は、『NHK俳句』1月号の巻頭に掲載された句。壮大な浪漫に溢れた格調高い一句に、主宰の詩情の豊かさに触れた気がした。(Midori)