稜線に心あそばせ神迎 山下接穂
出雲から長い旅を終えて帰って来られる神様を、今か今かと待ちわびている作者である。しかし、神様はいまだ「稜線」の向う側。「稜線に心あそばせ」という中七に、「神迎」の喜びがしみじみと感じられる一句である。「阿蘇」2月号より抄出。(Midori)
出雲から長い旅を終えて帰って来られる神様を、今か今かと待ちわびている作者である。しかし、神様はいまだ「稜線」の向う側。「稜線に心あそばせ」という中七に、「神迎」の喜びがしみじみと感じられる一句である。「阿蘇」2月号より抄出。(Midori)