駆けてくる汗の匂ひを抱きしむる 米澤貞子
幼子とはどこにも書かれていないが、作品全体から伝わってくるのは、駆けて来る幼子を抱きしめている作者と幼子の笑顔や笑い声である。抱きしめたのが、「汗の匂ひ」であったことが一句のポイントであり、汗の匂いも全く気にならないのは、幼子の元気な様が読み取れるからだろうか。「阿蘇」10月号より抄出。(Midori)
幼子とはどこにも書かれていないが、作品全体から伝わってくるのは、駆けて来る幼子を抱きしめている作者と幼子の笑顔や笑い声である。抱きしめたのが、「汗の匂ひ」であったことが一句のポイントであり、汗の匂いも全く気にならないのは、幼子の元気な様が読み取れるからだろうか。「阿蘇」10月号より抄出。(Midori)