ハレルヤの余韻白菜刻みをり 小林邦子
「ハレルヤ」はヘブライ語で「主をほめたたえよ」の意味だそうだが、あの合唱曲は誰もが一度は聴いたことがあることだろう。意味などわからなくても、「ハレルヤ」の連呼に、いつしか心が弾む。「ハレルヤ」の音が、日本語の「晴れるや」と同じであることもその要因かもしれない。その余韻のまま、白菜を刻んでいる作者。日常への転換によって、一際瑞々しい白菜を表出し得た。「滝」2月号〈滝集〉より抄出。(Midori)
「ハレルヤ」はヘブライ語で「主をほめたたえよ」の意味だそうだが、あの合唱曲は誰もが一度は聴いたことがあることだろう。意味などわからなくても、「ハレルヤ」の連呼に、いつしか心が弾む。「ハレルヤ」の音が、日本語の「晴れるや」と同じであることもその要因かもしれない。その余韻のまま、白菜を刻んでいる作者。日常への転換によって、一際瑞々しい白菜を表出し得た。「滝」2月号〈滝集〉より抄出。(Midori)