ジョルジョ・ヴァザーリが設計したグランデ広場は、アレッツォを代表する場所のひとつです。
映画「ライフ・イズ・ビューティフル」では、
ロベルト・ベニーニ扮する主人公グイドが奥さんと子供を自転車に乗せて駆け降りるシーンで有名ですね。
広場のまわりは、中世のころの建物がそのまま残っています。
広場は南西の方角に向かってゆるやかに傾斜していて、それがまた独特の雰囲気をかもしだしています。
写真左手奥の建物は「ヴァザーリのロッジェ」と呼ばれる建物で、前面の長いロッジアが特徴です。
月に一度開かれる骨董市では、このロッジアの下にも、たくさんの出店が並びます。
この建物はライチ慈善会の館(Palazzetto della Fraternita dei Laici)です。
14世紀の終わりに、貧しい人々や病人の救済のために設立された団体の本部です。
今は美術館や博物館として使われています。