ドゥオーモから東へ50mほどのところに、ドメニコ派の教会があります。
この教会は、第2次世界大戦で大きな被害を受けて修復されたそうで、
ところどころに14~15世紀のフレスコ画が残されていますが、外観は非常にシンプルな印象を受けます。
飾り気のない木製の正面扉の両脇に、再建前のフレスコ画が保存されています。
内部は、身廊と後陣が低いアーチでへだてられている変わった構造です。
天井も複雑で変わった構造になっています。
後ろを振り返ると、ファサードのバラ窓から差し込む光がなんともいえない美しさです。
ジオットの影響を受けていると思われる14~15世紀のフレスコ画がところどころに残されています。
教会が建てられた当初は、壁一面にフレスコ画が描かれていたのでしょうか。
後陣天井は、身廊とはうって変わって華美なバロック風装飾になっています。
やわらかな色使いが独特の美しさです。