i ricordi sull`italia

イタリアの旅に関する記録です。

シエナのドゥオーモ

2007年07月03日 | サンジミニャーノとシエナ

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シエナの見どころといえば、やはりドゥオーモでしょう。
イタリアンゴシックの典型ともいえるファサードを持つこの教会は、
他のイタリアの街の教会にはない、独特の優美さがあります。

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イタリア、特に北部から中部にかけての教会は、他の西ヨーロッパの国々の教会と比べると、
一般的にファサードがシンプルなのが特徴といえます(もちろん例外はありますが…)。
ところが、シエナのドゥオーモは、ファサード一面にこれでもかというほど彫刻がほどこされています。
おそらくそれが他のイタリアの教会とはやや異質な印象を与えているのでしょう。

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また内部で特に目をひくのは床の装飾です。
イタリアで床の装飾といえばすぐにモザイクを連想しますが、ここは象嵌細工になっています。
当時の各都市のシンボルになっていた動物などがモチーフになっています。

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内装はどちらかといえばロマネスク様式の影響が残っています。
イギリスやフランスのゴシック建築のように、高さを強調するのではなく、
白と黒の大理石が水平に重ねられた列柱が並ぶようすは、ピサのドゥオーモとよく似ています。

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ドゥオーモの全景です。この大きさを見ても、当時のシエナがいかに繁栄していたかがよくわかりますね。


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