今回は、日本とはちょっと変わったイタリア式のエレベーターを紹介します。
「イタリア式」とはいっても、私たちが目にしたのは、
FSアレッツォ駅とキウジ-キャンチャーノ・テルメ駅でだけなので、
イタリアでも珍しいタイプのエレベーターなのかもしれません。
パッと見は特に変わったところがないように見えるのですが…。
中に入ると、「△」と「▽」のボタンがあるだけです。
「EMERGENCY」のボタンを押してはいけないことは、英語がわかる人ならとりあえず理解できます。
ふつうと違うのは…。
このエレベーター、上に行きたいときは「△」のボタンを押し続けていなければならないのです。
ボタンから手を放すと、階の途中だろうが何だろうが、そこで止まってしまいます。
戸惑っていたのは、私たちだけではないようで、
スーツケースと一緒に、中に閉じ込められている人を何人か見かけました。
それにしても、どうしてこんなエレベーターにしたんでしょうね。