モンテプルチャーノの城壁の外、プラート門の近くにある教会です。
14世紀の初めに建てられ、ファサードは20世紀に完成したものだそうですが、
淡い色合いが印象的です。
内装は17世紀~18世紀に改装されたものです。
内部には、モンテプルチアーノの8つのコントラーダの旗が掲げられています。
シエナのパリオのように、
モンテプルチアーノでは、8月の終わりに「Bravo delle Botti」という
コントラーダ対抗のタルころがし競争が行われます。
その時に振られる旗がこれです。
主祭壇には、サンタニェーゼ(聖アグネス)の彫像が置かれ、
その下には彼女の遺骸が安置されています。
モンテプルチアーノのサンタニェーゼは13世紀の人物だとのことなので、
亡くなってまもなくこの教会は建てられたことになります。
彼女はそれだけモンテプルチアーノにとって大切な人物だったのですね。