トッレ・アルジェンティーナから、ヴィットリオ・エマヌエレ2世大通りを東へ進むと、大きな教会につきあたります。
この教会が、イエズス会の総本山であるジェズ教会です。
内部は、他のイエズス会の教会と同じように、それはもう、きらびやかです。
天国がいかにすばらしいところなのかを示そうとしているのでしょうか。
教会の中に入ってすぐ、上を見上げると、バロック的技巧の凝らされた天井画が訪れる人を圧倒します。
クーポラから内陣、そして翼廊の天井もフレスコ画で埋めつくされています。
特にクーポラの天井画は、窓から差し込む光のためか、見ているうちにすいこまれてしまいそうな感じです。
これはフランシスコ・ザビエル(イタリア語だとFracesco Saverio)の聖遺物入れです。
ザビエルの遺骸は、アジアを中心として世界中に少しずつ分散して残されており、
ここにあるのは右腕の肘から下だけだそうです。(ちなみに日本にもあります)
教会の中には、豪華な礼拝堂がいくつも並んでいます。
中でもきわだって豪華なのは、ザビエルの聖遺物の向かい側にあるイグナチウス・ロヨラの礼拝堂です。
どれくらい豪華なのかは、教会のホームページで、ぜひ見てください。
教会のホームページはこちら
http://www.chiesadelgesu.org/