ドロミテ街道は、カナツェイ(Canazei)の町を過ぎると二手に分かれます。
一方はセッラ峠(Passo di Sella)を越えてオルティセイ(Ortisei)へと至る道で、
もう一方はポルドイ峠(Passo Pordoi)、ファルツァレーゴ峠(Passo di Falzarego)を越えて
コルティナ・ダンペッツォへと至る道です。
私たちは、ポルドイ峠(Passo Pordoi)をめざします。
その目的は、ポルドイ山(Sass Pordoi)の山頂へ登ることです。(といってもロープウェイで、ですが…)
ポルドイ峠へは、いわゆるつづら折の道が続きます。
ひとつカーブを曲がるたびに、山容は少しずつ変化していきます。
標高が2000mを越えるあたりから、道の両側の風景は、
針葉樹の森から低木や牧草地へと少しずつ変化を見せはじめます。
ポルドイ山頂から見た峠付近のようすです。
道が曲がりくねって牧草地のあいだを縫うように走っているのがわかります。