コルトーナのドゥオーモは、その起源を11世紀にさかのぼります。
当時の教会のファサードが、今の教会のファサードの一部となって残っているのがわかるでしょうか。
ファサードを継ぎ足して、新しく大きな教会に改装するなんてびっくりですね。
新しい(といっても15~16世紀ですが)教会の南側には、柱廊を持つ建物が建てられています。
内部はブルネレスキ風のアーチを持つ列柱で身廊と側廊に分けられています。
明かり取りの丸窓といい、そこかしこにブルネレスキの影響を受けていることがわかります。
祭壇で印象的なのは、豪華な天蓋です。天蓋の上から、たくさんの天使が下をのぞき込んでいますね。
ドゥオーモの前には小さな広場があり、コルトーナの北に広がる風景を眺めることができます。
また、向かいにある美術館ではフラ・アンジェリコの「受胎告知」を見ることができます。