王宮の裏手、カプリ島への高速船やパレルモへのフェリーが発着する港の近くに、ヌオーヴォ城があります。
五つの円柱状の塔を、城壁で結んで作られたような外観のこの城は、
卵城よりも新しい、という意味でヌオーヴォ城と名づけられたそうです。
写真でわかるように、周囲に視界をさえぎるものがないため、ひときわ目立つ建物になっています。
入り口部分はそこだけ白い大理石で作られていて、なおかつ見事なレリーフで装飾されているため、
単調で無骨な外観のアクセントになっています。
中はガランとしていて、何もありません。建物の中には礼拝堂や美術館もあるそうなので、
もう少しよく見てきてもよかったかも。写真のバラ窓のあるところがおそらく礼拝堂でしょう。