ボルツァーノのバスターミナルは、旧市街の西のはずれ、鉄道駅からもそう遠くないところにあります。
中は閑散としていますが、意外に明るく近代的です。
ここで南チロルの各地やドロミーティへのプルマンが発着します。
それにしてもこんなに広い建物が必要だったんでしょうか。
それぞれのホームには電光掲示板があって、行き先と発車時刻がわかるようになっています。
市内を走る路線バスもここから発着しているようです。
私たちはバスを利用してメラーノへと向かうことにしました。
北イタリアですから、南のようなことはないと思っていたのですが…。
いくら待ってもプルマンはやってきません。そのうちに掲示も消えてしまいました。
たまたま居合わせたおばさんたちも「どういうこと?」と大きな声で話しています。
20分ほどたって、何事もなかったかのようにプルマンがやってきました。
運転手はバスから降りると、タバコに火をつけゆっくりと一服。
行き先表示ににドイツ語表記が併用されていても、ここはやっぱりイタリアなんだなぁ、と実感した瞬間でした。
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