i ricordi sull`italia

イタリアの旅に関する記録です。

Palazzo Schifanoia(スキファノイア宮殿)

2009年10月10日 | フェッラーラ

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080802  旧市街の南東には、エステ家の別荘として利用されていた
  スキファノイア宮があります。
  外観は決して派手ではない建物ですが、
  見どころはこの中にたっぷりと詰まっています。

  なんといっても
  フェッラーラを統治していた貴族の別宮ですから、
  壁といい天井といい、これでもかというくらいに
  フェッラーラ風の装飾がされています。

  エステンセ城と比べると、実用性より装飾性が優先されて、
  彫刻類が多いような印象を受けます。
  また、ややグロテスク風味が強いでしょうか。

 一番の見どころは“12ヶ月の間”と呼ばれる大広間でしょう。
 壁面全体にコスメ・トゥーラをはじめとした
 フェッラーラ派の画家たちによって、
 当時の信仰や祝祭の様子が独特の作風で描かれています。

 中段には黄道十二宮のシンボルが描かれているそうです。
 イタリアの人たちは今でも星占いが大好きですが、                       このあたりにルーツがあるのかもしれませんね。

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「4月」の一部。あざやかな色調に目を奪われます。

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宮殿の裏手は庭(庭園でも中庭でもありません)になっています。
人工的な庭園でないところが、なんだか少しほっとさせられます。小さなバールもありました。

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